2018年7月8日日曜日

厳格・冷酷は甘えたい欲求の反動形成




今日からは真面目に(*'ω'*)



子ども時代に愛情深い養育を受けている人は、

素直な表現をすることに何の抵抗もありません。

他者に対する基本的信頼感も備わってます。

基本的信頼感が備わっているから、

素直な表現のほうが関わりやすいと認知してます。

こちらは甘えすぎにもならないし、幼児退行も視られません。

温和。柔軟。加減が上手。


他者の甘えや愛情の欲求に対しても理解や受容がうまいです。

お互いを理解し合い、価値観の広がりによる多幸感を知ってます。


甘えさせてもらった経験が、

同時に加減を学ばせてくれていて、無理や極論が少ないのですね。

このタイプと出会ったときは、

朗らかな印象を受けると思います。

自然と人を甘えさせてあげられる人だから。

そして助け合いが上手い人ですね。

(5/28ブログの愛情飢餓同士とは全く違う男女関係になります)


ところが、

甘え損ねの経験者は、

①他者に甘えたい欲求は膨大

②他者は甘えさせてはくれない危険な存在

③他者を受け容れるスペースは自分に無い

この中で大葛藤をしてます。


実年齢は上がっても、内面は反抗期みたいなもんです。

ちょっとのことで苛立ちが募ります。


すると第三の道がそこで現れます。

それが反動形成。


人に甘えるなッ!公式になる( ゚Д゚)


甘えるなッ!

自分で何とかしろッ!

世の中誰も助けてはくれないッ!

になるの。


甘えさせることが出来ない大人ができあがる。

かりそめの自立心が定着しているだけの疑似大人。

人にはけして甘えさせない厳格・冷酷で不機嫌なパーソナリティが出来上がります。



甘えたいが甘えるなに変わる。

自分の欲求を他者の問題にすり替えるのね。

それで内なる葛藤が解決すると認知して、

ずっと長い間生きていくことになります。


こうなっちゃったら甘え損ねのメカニズムを知らないと、

自覚できないので変化は起きません。

(死ぬまで変わらないことがあります)


お饅頭の皮を外す訓練が必要です。

自己愛の損傷もありますので、

合わせて自己統合プロセス7段階の実施をしましょう。


他者に厳格な態勢で臨んでしまうのは、

自分本来のニーズを満たしてこなかった過去があるからなの。


自分を二の次にして我慢しているから、他人に我慢を強要する。

集団と同一化している時間が多すぎるから、他人に同一化を強要する。

人は人にされたことを、別の人に強要しているって原理ね。

人間ドミノ倒し。

集団の前に自己犠牲をする快感だけでは、

人間は生きられないイキモノなのよ。

その連鎖を離脱するために、

あえて個人の目的を満たす時間を自覚して作ってあげるのよ。


集団の中にいても、個人としての自分を再発見する必要があります。

本心が望まないことを容易く引き受けたりせず、

自分本来のペースや望みに、

正直になる時間を作ってあげます。


自分が自分に対して正直になる生活を重ねていく。

自分が自分を赦す。

他人に応えられない自分も赦す。

本質を満たすためのアクションを取る。

一人の時間を作って、

自分を甘えさせて実感する(自由時間)。

この中で自己愛が育つのよね。

集団とのズレが生じることもありますが、

それもひと山越えればなんてことないです。


生身の自分で生きることを実感し、

それで人格の土台をしっかり構築し直す。

自分に配慮する。

だから他人に無理なく配慮することが可能になる。

新しい形に改めて、

再度集団に参加し直したっていいわけです。







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