2018年8月31日金曜日

気まぐれな感情の暴発は境界性の未解決者に多い

愛着対象に限って、

酷い問題行動をするっておかしな話です。

でも境界性パーソナリテイ障害の発症中は、

好きな人ほど素直になれない。

不器用な状態になります。


過去が関与してます。

境界線のない同一化で、親や近親者との関係を結んでいます。

すでにこれで不器用化。

・相手の意を察する習慣が必要である

・相手の意見に同一化し、ゆだねることが暗黙の了解である

・他者の価値基準に隷従するほうが容易い

・想いを言語化することに抵抗がある

自分自身を作ること、

並びに表現することを阻まれているわけです。

そのためアイデンティティがまず脆弱です。


また、

安定した愛情が欲しいのに、

素直に求められる状態ではない。

・愛情が欲しい時は、まず相手の条件を満たさなければならない。

・相手の条件を呑まなければ、傷つけられることが多い。

これが強く記憶に刷り込まれているわけです。

情動も認知もストレートにはいかない環境です。


結果、

愛着の対象(親)は、最も危険な存在でもある。

という認知をしているのです。

・両価性(アンビバレント)


また感情障害に至る原因に、

親の身勝手な横柄な態度が加担してます。

・二重拘束(ダブルバインド)

悪いことをしたら許さないわよと恐ろしい顔で撫でる。

笑いながら貴方が悪いのよとご飯をあげない。

あやまりなさいと言ったかと思うと、それだけでは許さないとか。

以前言われたとおりに行動すると、気分次第で「言ってない」と言われたり。

父と母の言い分が食い違って、どっちが正しいのかわからないとか。

子どもはどうしていいのかわからない。

心も頭も凍結します。

経緯をきちんと統合することも出来ない。

それが子どもの心を窮地に立たせていきます。


上記のように愛着対象に一貫性が欠如していると、

だんだん子どもの心は荒んでいきます。

誇大化した自己を創り上げて、

内省的(抑うつポジション)そのものを跳ね飛ばそうと暴力的になる。

子犬の甘噛みと振り回しの行為さながらです。

歪んだ認知が植え付けられて、

そして天邪鬼となります。


出来ないのに出来ると言ってしまう。

大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまう。

側に近寄ると、あっちに行ってと突き放す。

手を出そうとすると「もういいッ」っと抵抗する。


好きな人に限って素直になれない。

とても不幸なことです"(-""-)"


自らの意思で、

想いを言語化する訓練をしましょう。

言いたいことが山ほどある人は、

紙に書くと文章の中に隠れた葛藤心理を見つけられますよ。


また、

行動療法として、

放った言葉が本心と、相手に取られることを自覚しましょう。

相手は心の中身を察するようなことはないと自覚して、

自分から勇気を出して開示するようにしましょう。

自分のブレーキを外す方へと力を使うことよ。

察して欲しいと思っている自分を正当化すればするするほど、

精神年齢は低いままで、

周りに後れを取ると知りましょう。

尽くし屋を求める赤子心理のままだと認知してください。



さて、サポートする関係者にちょっと耳寄りな話。

この試し行為が境界性パーソナリテイ障害の、

お決まりのコースであるってこと。


出会い当初に、妙な理想化をされたときは覚悟してください。

「貴方だけはわかってくれる」

「やっと出会えた」

「いい人ね」

呼ばわりされた時点で気づいてください。

もう愛着対象にされてます。

そして、

思い通りにならなければ、

こき下ろします。

相手の癖を知っておきましょう(*^^)v


罵詈雑言は当たり前と思って聞き流してください。

わざわざ嫌がらせのようなことをします。

愛着対象が困るようなことをします。

これが彼らの手口というか生きる術です。


期待通りに応えて欲しい執着を取りあげて、

それは愛情関係ではないことを学ばせてあげましょう。

「試したくなっているのね?」

「困るのみたいの?」

ストレートに聞いてもいいですよ。


このときに「振り回したくなっちゃうんですよね」と、

快感っぽく答えたときは、

境界性より自己愛性パーソナリテイ傾向が疑わしいです。

犠牲になることを強く望んでいる場合があります。

誇大化がよく視られるようになったら、

それは要注意ですね。

近づき過ぎず距離をとり、

様子を良くみて離れる手段を頭に検討しておいてください。


このお決まりのコースを進んで、

ご本人がもう相手を振り回しても仕方がないッ!

自分の利己的な満足のためにこんな振り回し行動をするよりも、

相手の気持ちを台無しにすることなく、

一緒に共感するほうが、

よっぽど幸せだし楽しいと思えるように、

ご本人が自覚できれば終息に向かいます。


ご本人に気づきが訪れればOK。


では、気づきがなければどうなるのでしょうか。

ずっと家族や周りのせいだと吹聴します。

エスカレートします"(-""-)"

感情のブレーキがかからないために、

精神の破たんへ向かいます。


とくに強い感情が発動しているとき、

謝罪はアイデンティティを脅かす恐怖が伴うので、

ガラスのハートな彼らは、

謝らない。

というか、謝れないのです。

自分を失うような感覚に襲われてしまうからです。


そのため次に続く行動は、

「もういいですッ!」のお決まりパターンへ。

期待が叶わないなら人を変えればいい。

「ダメなら去ればいい、会わなければいい、逃げればいい」のパターンになります。

また、

「探さないでください」「きっと貴方を傷つけてしまうから」などの試し文句を置いて、

考え留まってくれるかどうか試したりするパターンもあります。

まるで蝶が次から次へと花を移り行くようです。

ご本人が自主的に自分の問題に気づかなければ止まりません。

なぜなら人間は、脳の命令で肉体を動かす生きものだからです。


それでも収まらないときは、

ベクトルが外向きから内向きへ方向転換します。

不安定な感情が自分をなきものにしたい衝動に向き、

自傷行為、リストカット、暴走行為などへと向くこともあります。

関心を寄せて欲しい思いが、思考を狂わせていきます。

誤った行為へとどんどん繋がって、

自分でもやめたいのに止められない状況に至ってしまいます。


一人抱え込んでしまうと、

八方ふさがりになり希死念慮に及んでしまう場合もあります。

この状態に至ってしまったら迷わず診断を受けてください。

お医者様の指示に従って入院治療を考えてください。

ご家族様も世間体など気にしている場合ではありません。

入院治療や薬物療法が必要になります。

脳の暴走を食い止め、安静に努めなければなりません。

ご本人の問題だけにすることなく、

ご家族様も関係性を根本から改善するように、

心育に努めてください。

こうなる前に舵を切り直してほしいと心から願います。



今日の洞察☆

激化した感情の暴発は脳の仕組み。

そのことを理解して、

そうなる前に普段から舵を取り直しましょう。

けして自暴自棄になってはなりません。

普段から心を理解し、

意識のハンドルを手放してはいけませんよ~





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