2018年8月30日木曜日

境界性に潜む意図の誤用

愛情飢餓の強い人は、

なんとしても愛情を注いでもらおうとします。

引き留めておこうとするテクニックを、

生きる術として持ち合わせています。


支配と優越の脚本は、

表は愛情を注いでくれる対象と出会って幸せになる(希望と期待)。

でも、

裏は恨みの感情の解消です(執着と憎悪)。


豹変はもはや癖。

脳の仕組みに突き動かされていきます。


脚本をベースに、

愛情欲求を満たすためや、

相手を支配するためや、

優位性を確保するために使います。


代表的な支配テクニックをご紹介します。

1、力を見せつける

2、弱さで支配する

3、ひたすら尽くす

4、罪悪感を抱かせる

5、嫉妬させる

この5つを巧妙に混ぜて、

バリエーションを作っていることが多いですね。


よいこの様相が居なくなると、

そこにいるのは5つの要素を巧みに使った二つの人格です。

甘えたい子ども人格は、2と3です。

人に甘えさせない大人人格は、1と4と5です。


会話にこの5つの要素が含まれます。

相手が愛着対象として相応しいかどうか。

相手から愛情を引き出すため、

相手を試すために使っているんですね。


ちょっとここで構成してみましょうかね。

例えば、

相手の要望を推測しご機嫌を取る(3)けれど、

相手にそれが当たり前だと思われると、

こんなに貴方のことを思っているのに(4)とか、

悲しくて不安でしかたがない(2)を持ち出します。

今度そんなことをしたら出て行く(1)とか、

遊んじゃいます(5)とかで、

自分のほうに相手の気持ちを向かせようと使います。


他には、

散々相手の気持ちを推測し、

ご本人だけがきっと間違いないと尽くしておいて(3)、

誰もそんなことを言ってもいないし、望んでないよと言うと、

激しく怒る(1)。

浮気(5)、不在や留守(4)、泣き(2)で責任転嫁する。


他には、

きっと相手は○○を望んでいるはずだ(3)と思って、

実際に行動したらうまくいかない。あしらわれたように感じた。

冷たいッ、傷つくのよ(4)と語気を荒立て一人ドラマ。

いつも貴方のことを思っているのに(1)と恩着せがましく、

ちっともわかってくれないじゃない(2)と弱々しく装う。

そのくせ、いいわよ私(僕)だって○○するから(5)で、

会話が頓挫する。


また、

男性の場合は1と5を優先的に使っていたり、

女性の場合は2と3を優先的に使ってる傾向があります。


境界性は愛情欲求を満たすために、

どうしても愛着対象に強く執着してしまうもの。

一緒に居れば居るほど執着は強まり、

独占したくなっていくので、

束縛や過干渉による支配で引き留めようとします。


頭の中もそのことでいっぱいになり、

それで些細な事でも思った通りにならないと、

物凄い剣幕と激怒で憎悪を撒き散らし、

相手を振り回していきます。


これすべて、

ご本人の正当性を訴えるべくして使っているのですが、

実はよく観察すると、

歪んだ認知になってます。

境界性をなぎ倒した同一化願望と、

傷つけたら許さないの葛藤会話になってます。

ベクトルが二つある。

ご本人も抱えた脚本に振り回されている会話なのね。

幼少期の段階で親を相手に吸収して、

身につけてしまっています。

認知のズレがすでに一体化して脳にあるために、

上記のような文法しか作れないのです。


関係者はしっかり見極めてください。

境界性パーソナリテイ障害の発症中は、

葛藤の強い会話を良くしています。

一貫して愛着対象側はブレないことです。

相手の勝手な脚本にまず乗らない。

面倒ですが、逐一説明が必要です。

(よろしくお願い致しいます)

見かけは大きな大人の姿をしていますが、

幼子のぐずりと同じです。



今日の洞察☆

自分自身が常日頃使っている会話に、

疑問を持って向き合おう。

そこに着目をしていくと、

認知の誤りやズレと、

改善の糸口がみつかるわよ。

ちょっと興味を持って自分を分析してください。








湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki☆メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応☆
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中