2018年8月27日月曜日

よいこの人格に隠れたとある脚本

安心と見守りと笑顔を求めて、

境界性が未解決の心は誰かを探しています。


甘え損ねた人の生きる術は、

よいこであることが、

一番安全を得やすいとの尺度を持ちやすいです。


親の顔色を見るのは、

親の条件をいち早く察知してクリアするため。

その先読みが当たっているか否かで、

自分の居場所の状況が、

天国か地獄かに分かれた経験を数多く持ってます。

これは脅威です"(-""-)"


掘り下げます。

まずこの状態では、

相手と自分を同一化する必要があります。

この時点で境界線は引かれていません。

相手一色。

相手の心と同一する必要が最優先され、

自分のスペースは無いに等しい状態です。


『安心したい(心)。だから一緒の意見(頭)にしなければならない』

いつもこんな感じで心と頭を使っています。

自分が一瞬でどこかにいってしまう。

同一化。

これは、

自分の幸せを相手にゆだねている強い依存状態なんです。


未熟な親は自分の気持ちを汲んでくれたと思い込んでいますから、

そりゃ嬉しそうにしていたと思います。

笑顔を子どもにたっぷり向けてくれていたと思いますよ。

貴方の気持ちも喜びで、いっぱいだったことでしょう。


先読みが外れたときはどうなるのでしょうか。

人によっては厳しい批判やせっかん、

厳罰、誹謗中傷、罪悪感の植え込みを受けていたはずです。

貴方の気持ちは追いやられ、

親の気持ちを真っ先に汲むように、

強迫されていたかもしれません。


子どもの年齢が小さいほど親の意見は絶対です。

安心を得るためにどうしても従わざるを得ません。

自分のスペースを無くして、

相手一色に染まらざるをえない。

境界線を引けない人の過去には、

そんなやり取りが数多くありました。

同一化と強い依存状態が、

脳に強く刷り込まれています。


事の経緯を詳しく分析すると、

気持ちを汲んでもらって喜んでいるのは親だけでした。

やっと子どもがわかってくれたわと満足げ。


子どものほうは不愉快さをすべて抑圧しています。

子どもは苦痛を一度たっぷり飲んで、

親の承認を得るために必死さが伺えました。


子どもの頭は、報酬を得たときほど嬉しいものはなさげです。

脳内では快感物質がドバっと出ているからです。

でも、

子どもの心には、この苦痛をのむ虚しさが残っています。

上辺の喜びでは真の喜びを拭えないでいるのですね。


潜在意識と顕在意識のズレがここで生じています。

というか・・・・、

情動と認知のズレとでも言いましょうかね。

これが甘え損ねのときに残る残骸です。

愛情飢餓 = 恨みの感情と化して、

幼い心に積み重なっています。


これが心の仕組み。

誰だって、恨みの感情なんて欲しくないのに。

心は作っちゃうんですね、必然的に。



従順なよいこの人格に隠れた脚本があります。

①「親のいう事を聞けば、可愛がってくれるんでしょ」

VS

「いつか親から解放されたら、絶対こんなことはしない」

②「早く親から離れたい、家から出たい」

VS

「ホントはもっと温かな家族が良かったのに」

離れたい気持ちと一緒になりたい気持ちの葛藤を、

持ち続けて身体だけは大人になっていきます。


隠れて大きな希望も作ります。

①「貴方(親)みたいな人にはならない」

②「私(僕)を大事にしてくれる人を絶対探してみせる」

③「いい家庭を築いてみせる」

表は希望と期待。


でも、

裏では傷つけられた恨みの感情が、

執着と憎悪になっていることに、

ご本人はあまりよく気づいていません。


飛びつく心の正体は、

「希望と絶望」が表裏一体で残り続けていること。


いつまでもその人の心の中に残って、

「支配欲と優越欲の脚本」にすり替わって、

出番をずっと待って大人になっていきます。

飛びつく理由は、

ちゃんとあるんですね。








湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki☆メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応☆
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中



ne