2018年8月28日火曜日

よいこが豹変する時期が到来する

よいこの様相の陰で、

ずっと「優越欲と支配欲」の脚本を持ち続けて生きている。


この言葉どこかで見たことありませんか?

ずばり心配性について題材したときによく使いました。

こころって色んな性質に人を変えてしまうんです。

心配性の人も、違った目線でブログを読んでみてください。


過去、誰かに見捨てられた傷や、

構われなかった寂しさの経験が強くあった場合、

人生のどこかでそれを修復したいと願うもの。

人は誰だって幸せに生きたいイキモノだから。


何かのきっかけでその痛手を思い出し、

目の前の人と親密な関係をつくり、

修復しようとする。

出会いはチャンス。

と、ここまではいいイメージですが・・・・。

境界性が未解決のままの人は、

そのトライの仕方がとても特徴的で、

相手を巻き込む問題行動を色々やっちゃうんです。


そもそも基本的安心感の欠如の持ち主です。

そもそもグラついてたパーソナリティなわけです。

脆いのね。

ガラスのハート。

寂しさを手厚く配慮されてこなかったわけですから、

その脆さにちょっとでも不安感が加われば、

途端にグラつくわけです。


これが過敏に反応していく原因。

どうして、なんで、どうしたらいいの!?

他人や情報を異様に追っかけては、

いつもダメージを受ける理由がここにあるわけ。

ご本人も止めようがないような感じです。


今まではなんとか心の過敏を、

学業や仕事や努力でカバーしてきているのに。

些細な事でも、

途端に不適応となる。

変動がものすごく激しい。


アイデンティティがまるで多重人格のように入れ替わり、

相手を驚かせ振り回していきます。

ハイ&ロウ。

ジキルとハイドのようかもしれない。

子ども人格と甘えさせない大人人格なんだけどね。

ご本人も渦中は止められない。


境界性パーソナリテイ障害が発症中は、

すぐさま感情の激流になってしまう。

嬉しい時も悲しい時も激しい。

幼少期から抱えた過敏な心が小さな問題を前にして、

とてつもなく大きな問題が起きていると誤認識するからです。

フラッシュバック。

過去の投影。

一瞬にして脳が大興奮になってしまうのね。


また不適応が起きるたびに、

目の前の人に過去の恨みがましい出来事ごと、

何とかしてもらおうと算段してしまうため、

なぜか自暴自棄になってしまう。

これが大惨事になる。

脳に振り回されて意識が混乱する。


よいこの下に隠した脚本が暴れてます。

過去、親のためにスペースを放棄した経験から、

今度は立場の逆転を望んでしまうのです。

支配して優位に立ちたい。

相手に自分の思いを100%汲んでもらいたい。

(それこそが愛情だと、親から吸収して学んでいるからね)

その心は、

秘めた脚本の通りに物事が進んでくれないと困ると、

なっています。


認知のズレ、

加減のズレ、

ガラスのハート、

3点揃うと本人も大変です。


これで大々的に悶着や泥沼が起こるのよ。

表向きの希望の裏にある隠れた野望。

絶望しないために、

執着と憎悪が相手との境界線をなぎ倒し、

相手の中になだれ込もうとするから大惨事に発展していくのね。


境界性の問題に無理解だったために、

お互いを傷つけ合わないではいられない。

熱意や誠意だと思って取っている行動が、

良く観れば「支配と優越の脚本」だったりするのよね。



今日の洞察☆

よいこが豹変する。

ちょっとしたことでも。

それはすさまじい勢いで、

相手を侵害していきます。

心理教育が必要です。


続きは明日。





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