だから甘え損ねのメカニズムから、
本格的に心育を目指していきましょう(^^ゞ
犬を飼った経験がある人は、
犬が興味を持ったものに飛びつく場面を、
見たことがあるのではないでしょうか。
甘噛みし振り回すしぐさ。
大型犬の子犬がしつけをされていないで、
突然飛びかかって驚かせていることは珍しくはありません。
境界性の問題を持っている人も、
まさにこれに似ています。
飛びついていきます。
人が飛びつくのではなくて、
心が飛びつくのです。
そして振り回しが始まります。
ご本人と愛着の対象者を混乱に陥らせます。
境界性パーソナリテイ障害は、
その昔、精神疾患か神経症の境目に、
位置づけする問題としてボーダーラインと名付けられてもいました。
一件は普通の人のよう。
でもよく観察していると特徴的な行動をしめしています。
気づける人は気づく。
変わった人と言われて終わってしまうことが多いため、
見逃しやすく、またそれで深みにハマってしまいます。
出会いの当初は歪んだ自己愛性が強く出ていない限り、
従順な振る舞いをしていることが多いです。
これは幼少期に家庭内で基本的安心感が得られなかったために、
「よいこ」である必要があったためです。
(お饅頭の皮「偽りの自己=公用社用人格)
慎重に言ってしまうと、
「よいこ」で対面を一生懸命に取り繕う癖のある人は、
何かしら心に素直になれない影があると言えなくもない。
恐らく切り離しの習慣があるため、
統合の脆弱性が考えられます。
ずる賢いや頭がいいと意味づけすることも可能ではあります。
しかし、その認知のズレが、
ご本人を思い掛けない落とし穴に落とし込む。
境界性の問題を何歳になっても増幅することに加担するんです。
早くは児童期8歳ぐらいからはもう顕著。
大人も手を焼いています。
また認知症を発症した高齢期でも、境界性の問題は残っています。
境界性の問題は、
年齢が上がると薄れる傾向があると言われていますが、
8/14にブログで紹介した各依存症を併発している場合や、
心育を知らないままご老人に至っているなど、
年齢が上がってもその傾向が薄れることはあるように思えません。
むしろ大人であるがゆえ、
知能が発達する分だけ高機能型と化します。
事実の歪曲、美化が進行し、
他者を簡単に巻き込む状態へとつなげます。
高機能型にまで進行した場合は、
大人であるがゆえに、
叱ることも大事になります。
大人であるがゆえ誤魔化して上手くやってきた自負がある。
「ふとした時に訪れるこの物足りなさはいつか治まるはず」
「他人のせいだと思えば自分は悪くない」
バレずにきっと上手くやっていけると過信しています。
しかし、
自分は失敗するはずがないと思っていたのに、
失敗するんです。
体調不良や病気、入院、
人間関係の躓き、破局、
所属先で批判を受ける、失脚は代表例です。
どこか変。
ズレがハッキリと出てくる時期は多くに中年期です。
人生の折り返し地点ですね。
なぜこの時期からズレがハッキリとするのでしょうか?
失敗の理由は認知のズレ。
中身は子どものまま。
だから誤審するんです。
年齢が上がれば上がるほど、
稚拙な行動はハッキリと比較されます。
それは自然なこと。
精神性の成長を遂げている人たちの中で、
顕かな後れが感じ取れるようになる。
幼児性万能感が砂上の楼閣のごとくに崩されるのが、
この時期なんですね。
すると、
「ダメなら会わなければいい、戻らなければいい、その場から逃げればいい」
と考えるようにまで精神構造が退行していることが、
けして珍しくはありません。
境界性の問題が残っている人は、
同時に自己愛性の問題も持ちこしていることがほとんどです。
バレずに済んでいられたメカニズムを、
さらっと今日はお伝えします。
誇大化した自己や歪んだ自己が、(←お饅頭の皮「偽りの自己」)
目の前の問題を拒否し撥ね退けているうちは、
周りもご本人も強気なため、大丈夫だと映る仕組みだからです。
心が「抑うつポジション」に入り込まないように、
必死に「妄想分裂ポジション」に頭が向かせているだけなんですけどね。
これが心と頭の仕組み。
癖で誤魔化されていたの。
人のせい、カラ元気、軽度躁状態は代表的なコーピング。
その姿が中年期になると顕著に現れていて、
妙な姿だから発覚してます。
そこで今日から甘え損ねの問題に本格的に取り組みたい方は、
捉え方を変えてみてください。
最初の一歩♡
ピンチは、絶好のチャンスです。
本気で「愛を知る」課題に取り組みましょう( `ー´)ノ
貴方の過去の経験は、
これからキレイにファイリングされて書庫になります。
メンタルヘルスに取り組む際の注意事項(^^ゞ
・自尊心が常日頃低く、自分を嫌悪しやすい人は、
不愉快な気分を見つけては、先に丸っと包み込んで冷静にさせましょう。
・落ち着かせた後に、分析をして物事の因果関係を受け容れるようにしましょう。
・感情は波立つのが普通。嫌がらずに深呼吸して鎮まる流れを実際に感じてみましょう。
・内観することと、批判やダメ出し、自己卑下は全く別物としっかり区別しましょう。
・上記の流れは、個人の成長のスピードやタイミングを意味します。
ベストタイミングを見つけられるように、ジックリ待ちながら進めることは、
『甘える』行為を許しているのと同じです。
焦らないで、待ちながら進めてね~
周りの方は誤魔化しや庇い立て、
逃げ場を与えてしまうと根本解決に至りません。
ご本人が危機感をもって向き合うように、
様子を見ながらサポートすることが大事です。
関係者だけにとどまらないほうが良い時もあります。
身内ほど言われると腹が立つ。
そんな時は、第三者が介入したほうが良い時もあります。
やり方はひとつじゃない。
家庭や周りに不満ばかりを漏らし、
人のせいにしていたことを誤魔化しだったと自覚させることから始めましょう。
問題をうやむやにせず、
「その考え方はちょっと極端じゃない???」
「一方的じゃない???」
などと質問返し。
彼らのストライクゾーンの狭さを広げていくことに着目すると、
いいんじゃないでしょうか。
本人に責任を取らせる工夫が必要です。
ご本人が危機感をもって自発的に向き合う覚悟が出来たとき、
物事がやっと好転し始めます。
行きつ戻りつの繰り返しで成長はとてもゆっくりです。
ご本人の洞察なくして改善せず。
上手に甘えさせながら、でも問題に取り組ませる(笑)
まさに子育てです(*'ω'*)
これが境界性の問題がデリケートである所以です。
かりそめの自立心から作られた3つの人格
①公用社用の人格(よいこ)
②甘えたい子どもの人格(しがみつきや癒着や後追い)
③人に甘えさせない大人人格(振り回しや試し)
これらの存在の使い分けをまず理解すること。
それらの特徴的な行動を知り、
認知のズレを生じさせないように因果関係をしっかり解明します。
物事には起承転結(スキーマ)が必ずあります。
見つけてはひとつひとつ統合するために認知の修正をしていきますよ。
情動と認知の両方のアプローチが必要です。
これまでは、癖に突き動かされて生きてきているようなもんだと、
私はサロンでも表現します。
自己卑下せず、熱心に問題に取り組もうとすることが、
大事なんじゃないかと思います。
都合よく人を利用していたことを本人に自覚させ、
飛びつく心を明確化していきます。
姑息な手段とはどんなことなのか。
自己中心な欲求のひた隠しはどんなことか。
依存症や代替行為に至っていないか。
それらを断ち切るには何が必要か。
大事に見ていくことにしましょう。
これから症状や行動パターンをご紹介していきます。
該当するモノは心にひとつひとつ言い聞かせ、
赤子からやり直しをするように、
育て直しをしていきましょう。
境界性パーソナリテイ障害、
並びに境界性パーソナリテイ傾向を克服するには、
心の育て直しが必要です。
愛を知って、愛で心を満たす。
そして愛を配れる未来へ、
今日から向かいますよ~
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