2018年8月24日金曜日

境界性というデリケートな問題に挑もう

甘え損ねによる愛情飢餓の残骸。

残骸が暗躍し、

一番大切な人たちとの絆を、

悲しいものにしてしまうことを、

何となくでも気がついていただけたでしょうか。


私たちは赤子から始まるイキモノです。

他者の中に取り込まれ、

他者の温かな体温と同一化して命を育んでいきます。

そのためどうしても、

他者と同一する喜びや共感することを、

忘れることなど出来ないイキモノでもあるわけです。


ということで、

甘え損ねから一歩踏み込んでいきますよ~( `ー´)ノ

境界性というとてつもなくデリケートな問題を、

今日から取り上げていきたいと思います!


境界性の未解決によって起こる問題は、とても身近なものです。

今まで甘え損ねのメカニズムと命名し、

扱いやすい状態にしてブログでご紹介をしてきましたから、

境界性パーソナリテイ障害に関わっているとは思わずに、

今日まで理解していたかもしれません。


しかし、

実は甘え損ねのメカニズムが該当するということは、

すでに境界性と自己愛性の問題を持っていると、

認識し直したほうが良いのです。

これは問題を認識することで、

より大きな人間性と魅力的な愛情を持った人に、

変われるチャンスになります。


鍵を先に言っちゃいましょうかね♡

『愛している人への上手な同一化と共感が、

利己的な自己満足の領域を越えて人として成熟していく』

より高次なパートナーシップが可能になります。



上手な同一化って気になりませんか!?

「愛する人と同一になる」

と、

「愛する人と同一しているかの如く」

この二つは似て非なるモノ。


前者はカプセル化で一方が他方を飲み込む形。

欲情。

後者は境界性を引いた最も深い愛の交流で、

「二つの勾玉」の形(陰陽の象徴)。

愛情。

違いがイメージできるかしら。


育児を上手に熟して、

甘え損ねを作らなかった良好な親子関係を育成した人は、

後者なんですね(*^^)v

健全な母性性。(肯定的な母性性とも言います)

欲より愛を優先にする意識の使い方。

高次元。

前者と後者では全然心構えも、

精神年齢も違うんです。



境界性パーソナリテイ障害をはじめとした人格障害や、

依存症にまでなってしまった人たちの家庭環境には、

・親が子をのみ込む同一化式

・愛情不足

・両親ともに育児放棄だったり指導不足がある

・母親が過保護・溺愛または過干渉で、

父親が威圧的のパターンが多い研究結果が出ています。


ずばり安心を得られない環境ね。

甘えられることが許されなかった環境は、

子どもにとって脅威の他なにものでもないわけです。

結果、子どもの心は「基本的安心感の欠如」と、

情動のコントロールが脆弱な状態のワンセットが、

見受けられました。


私たちの心の仕組みは一体どうなっているのでしょうか。

簡単にわけると、情動と認知のふたつ。

ふたつが連携し、

生きる術を見出し私たちを動かしています。


人間の脳の仕組みでは、

一旦対象物に強い依存を生じると、

生涯脳に記憶されて消えることはありません。


脳みそは永久に忘れない。

恋に焦がれるように対象物を探して待っています。

だから対象物を見つければ、

境界性の意義を破壊し飛びつきます。


愛情を与えてくれるかもしれない。

興奮を与えてくれるかもしれない。

快感を与えてくれるかもしれない。

安心を与えてくれるかもしれない。


それはすさまじい力です。

その力は人が人を巻き込んでいきます。

是非、この機会に境界性について知っていただきたいと思います。






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