残骸が暗躍し、
一番大切な人たちとの絆を、
悲しいものにしてしまうことを、
何となくでも気がついていただけたでしょうか。
私たちは赤子から始まるイキモノです。
他者の中に取り込まれ、
他者の温かな体温と同一化して命を育んでいきます。
そのためどうしても、
他者と同一する喜びや共感することを、
忘れることなど出来ないイキモノでもあるわけです。
ということで、
甘え損ねから一歩踏み込んでいきますよ~( `ー´)ノ
境界性というとてつもなくデリケートな問題を、
今日から取り上げていきたいと思います!
境界性の未解決によって起こる問題は、とても身近なものです。
今まで甘え損ねのメカニズムと命名し、
扱いやすい状態にしてブログでご紹介をしてきましたから、
境界性パーソナリテイ障害に関わっているとは思わずに、
今日まで理解していたかもしれません。
しかし、
実は甘え損ねのメカニズムが該当するということは、
すでに境界性と自己愛性の問題を持っていると、
認識し直したほうが良いのです。
これは問題を認識することで、
より大きな人間性と魅力的な愛情を持った人に、
変われるチャンスになります。
鍵を先に言っちゃいましょうかね♡
『愛している人への上手な同一化と共感が、
利己的な自己満足の領域を越えて人として成熟していく』
より高次なパートナーシップが可能になります。
上手な同一化って気になりませんか!?
「愛する人と同一になる」
と、
「愛する人と同一しているかの如く」
この二つは似て非なるモノ。
前者はカプセル化で一方が他方を飲み込む形。
欲情。
後者は境界性を引いた最も深い愛の交流で、
「二つの勾玉」の形(陰陽の象徴)。
愛情。
違いがイメージできるかしら。
育児を上手に熟して、
甘え損ねを作らなかった良好な親子関係を育成した人は、
後者なんですね(*^^)v
健全な母性性。(肯定的な母性性とも言います)
欲より愛を優先にする意識の使い方。
高次元。
前者と後者では全然心構えも、
精神年齢も違うんです。
境界性パーソナリテイ障害をはじめとした人格障害や、
依存症にまでなってしまった人たちの家庭環境には、
・親が子をのみ込む同一化式
・愛情不足
・両親ともに育児放棄だったり指導不足がある
・母親が過保護・溺愛または過干渉で、
父親が威圧的のパターンが多い研究結果が出ています。
ずばり安心を得られない環境ね。
甘えられることが許されなかった環境は、
子どもにとって脅威の他なにものでもないわけです。
結果、子どもの心は「基本的安心感の欠如」と、
情動のコントロールが脆弱な状態のワンセットが、
見受けられました。
私たちの心の仕組みは一体どうなっているのでしょうか。
簡単にわけると、情動と認知のふたつ。
ふたつが連携し、
生きる術を見出し私たちを動かしています。
人間の脳の仕組みでは、
一旦対象物に強い依存を生じると、
生涯脳に記憶されて消えることはありません。
脳みそは永久に忘れない。
恋に焦がれるように対象物を探して待っています。
だから対象物を見つければ、
境界性の意義を破壊し飛びつきます。
愛情を与えてくれるかもしれない。
興奮を与えてくれるかもしれない。
快感を与えてくれるかもしれない。
安心を与えてくれるかもしれない。
それはすさまじい力です。
その力は人が人を巻き込んでいきます。
是非、この機会に境界性について知っていただきたいと思います。
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