境界性パーソナリテイ障害を発症している場合、
ある特定の人にだけ豹変した姿を見せる特徴があります。
それは「愛着対象」です。
母のように。
父のように。
親代わりになるのような存在を見つけたときです。
心の拠り所になる人。
御息所。
この人に愛情を注いでもらいたいと思って、
それが叶えられるぞと心が強くキャッチした人に限って、
ものすごーーーく酷いことを繰り返します。
愛着の対象ほど、問題行動がエスカレートするのが特徴です。
境界性パーソナリテイ障害に至る認知の仕組みに関わっています。
・部分的思考
・過度な理想化とこき下ろし
これは希望と期待が大きい分だけ、
幻想を勝手に膨らませてしまうからですね。
(表は希望と期待の脚本=甘えたい子ども人格から)
その期待から少しでも外れると裏切るように感じてしまう。
執着と恨みの感情がこき下ろしにつながります。
(裏は恨みの脚本=甘えさせない大人人格)
会社では公用のよいこのまま。
でも恋人や伴侶や家族の前では別人と化し豹変する。
他には、
浮気相手や不倫相手には公用のよいこのままで、
恋人や伴侶や家族の前では豹変する。
他には、
親御さんや家族の前では超よいこのままで、
恋人や伴侶の前では豹変する。
判断しやすいですね~
豹変するほうが愛着の対象として認めています。
甘えたい人。
甘えを許してほしい人。
愛情を注いでもらいたいと望んでいる人なんです。
良く観れば損な選択を脳がしているのよね・・・・。
これが愛情飢餓から起こる境界性の問題の特徴です。
これはメールや会話にもしっかり出ています。
関係者は観察のしどころですよ。
公用のよいこのときと、
豹変した状態での言動は、全く別人です。
甘えたい子ども人格のときは、喃語や子どもっぽい文章。
人に甘えさせない大人人格のときは、
冷酷で残虐な人を傷つける文章。
キチンとした文面でれっきとした大人文章です。
(結構、親の話し方や責め方とよく似ていたりします)
ご本人はこれが普通だと思っています。
人格の未統合に気づいていないからです。
関係者は必ず一貫して相手を観察すること。
関係者自身も一貫した態度を取り続けることで、
相手の揺れ動きが良く見えてきます。
慣れてしまえばまるで子どもと同じなので、
実は解りやすいんです(*´з`)
子どもの頃に閉ざしてしまった心はむしろ純粋です。(←お饅頭のあんこ)
甘えたい子ども人格は純粋のまま残っていることがほとんど。
ただ、それを出すにはハードルが高すぎて、
相手を何度も疑ってきます。
境界性パーソナリテイ障害を発症の人も、
また愛着対象に選ばれた人も、
その渦中は苦しみが多いことも事実です。
感情の暴流は相当なエネルギーです。
出す方も、受ける方も大変な労力です。
二人が共倒れにならないように、
なるべく第三者を含めて情報を共有し合うことや、
協力をし合うことが大事なんじゃないかと思います。
境界性パーソナリテイ障害を持っている人は、
自分で自分を孤独な状態に追い込んでいかないでください。
認知のズレを持っているがゆえに、
坂道を転がるように精神構造は退行します。
自分を責めたくなってしまったら、
ちょっとストップ☆
心の仕組みと脳の神経節の暴走で起きたことと視てください!
取扱説明書を読まずに心と頭を使ってしまったので、
ハンドルの操縦法を誤ったとみて欲しいのね。
もう一度、意を決して取扱説明書を読んで、
扱ってみようと思って欲しいわ。
意欲を持ち続けてくださいね~
今日の洞察☆
特定の存在にだけ問題行動をする。
それは愛着の対象と認めた者だから。
自分の行動から、動機をしっかり汲み上げましょう。
自分の問題として、もう一度責任を取り直しましょう。
明日は豹変のパターンと意図についてです。
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