2018年8月29日水曜日

特定の存在にだけ問題行動をする

 
境界性パーソナリテイ障害を発症している場合、
 
ある特定の人にだけ豹変した姿を見せる特徴があります。
 
 
それは「愛着対象」です。
 
 
母のように。
 
父のように。
 
親代わりになるのような存在を見つけたときです。
 
心の拠り所になる人。
 
御息所。
 
 
この人に愛情を注いでもらいたいと思って、
 
それが叶えられるぞと心が強くキャッチした人に限って、
 
ものすごーーーく酷いことを繰り返します。
 
 
愛着の対象ほど、問題行動がエスカレートするのが特徴です。
 
境界性パーソナリテイ障害に至る認知の仕組みに関わっています。
 
・部分的思考
 
・過度な理想化とこき下ろし
 
 
これは希望と期待が大きい分だけ、
 
幻想を勝手に膨らませてしまうからですね。
 
(表は希望と期待の脚本=甘えたい子ども人格から)
 
その期待から少しでも外れると裏切るように感じてしまう。
 
執着と恨みの感情がこき下ろしにつながります。
 
(裏は恨みの脚本=甘えさせない大人人格)
 
 
会社では公用のよいこのまま。
 
でも恋人や伴侶や家族の前では別人と化し豹変する。
 
 
他には、
 
浮気相手や不倫相手には公用のよいこのままで、
 
恋人や伴侶や家族の前では豹変する。
 
 
他には、
 
親御さんや家族の前では超よいこのままで、
 
恋人や伴侶の前では豹変する。
 
 
判断しやすいですね~
 
豹変するほうが愛着の対象として認めています。
 
甘えたい人。
 
甘えを許してほしい人。
 
愛情を注いでもらいたいと望んでいる人なんです。
 
 
良く観れば損な選択を脳がしているのよね・・・・。
 
これが愛情飢餓から起こる境界性の問題の特徴です。
 
 
これはメールや会話にもしっかり出ています。
 
関係者は観察のしどころですよ。
 
公用のよいこのときと、
 
豹変した状態での言動は、全く別人です。
 
甘えたい子ども人格のときは、喃語や子どもっぽい文章。
 
人に甘えさせない大人人格のときは、
 
冷酷で残虐な人を傷つける文章。
 
キチンとした文面でれっきとした大人文章です。
 
(結構、親の話し方や責め方とよく似ていたりします)
 
 
ご本人はこれが普通だと思っています。
 
人格の未統合に気づいていないからです。
 
関係者は必ず一貫して相手を観察すること。
 
関係者自身も一貫した態度を取り続けることで、
 
相手の揺れ動きが良く見えてきます。
 
慣れてしまえばまるで子どもと同じなので、
 
実は解りやすいんです(*´з`)
 
 
子どもの頃に閉ざしてしまった心はむしろ純粋です。(←お饅頭のあんこ)
 
甘えたい子ども人格は純粋のまま残っていることがほとんど。
 
ただ、それを出すにはハードルが高すぎて、
 
相手を何度も疑ってきます。
 
 
境界性パーソナリテイ障害を発症の人も、
 
また愛着対象に選ばれた人も、
 
その渦中は苦しみが多いことも事実です。
 
感情の暴流は相当なエネルギーです。
 
出す方も、受ける方も大変な労力です。
 
二人が共倒れにならないように、
 
なるべく第三者を含めて情報を共有し合うことや、
 
協力をし合うことが大事なんじゃないかと思います。
 
 
境界性パーソナリテイ障害を持っている人は、
 
自分で自分を孤独な状態に追い込んでいかないでください。
 
認知のズレを持っているがゆえに、
 
坂道を転がるように精神構造は退行します。
 
 
自分を責めたくなってしまったら、
 
ちょっとストップ☆
 
心の仕組みと脳の神経節の暴走で起きたことと視てください!
 
取扱説明書を読まずに心と頭を使ってしまったので、
 
ハンドルの操縦法を誤ったとみて欲しいのね。
 
もう一度、意を決して取扱説明書を読んで、
 
扱ってみようと思って欲しいわ。
 
意欲を持ち続けてくださいね~
 
 
今日の洞察☆
 
特定の存在にだけ問題行動をする。
 
それは愛着の対象と認めた者だから。
 
自分の行動から、動機をしっかり汲み上げましょう。
 
自分の問題として、もう一度責任を取り直しましょう。
 
 
明日は豹変のパターンと意図についてです。
 
 
 
 
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