訓練の途中にダメ出し・自己卑下をどうしてもやってしまうと、
質問が多くなっているので、
お久しぶりに古典ヨガ的に行きます。
どう説明しようかなと思ってまして・・・・。
古典ヨガから拝借しようと思いました。
心は使う「意思」によって変わっていきます。
心は簡単にいってしまうと、
誰もが最初は幼い意思しかないと言います。
だから大人の意思を創ってあげないといけないと。
幼い意思。
こっちは自分の気分が治まり、
すぐに満足することが第一。
誰かに代理人になってもらって気分が変わります。
その割にはこっちは、何でも出来ていると思いたい願望も強いと。
『すぐ』ってところがポイント。極端なのね。
こっちの意思を使うと、
自分自身も相手も振り回していきます。
ちょっとあとで苦い思いをします。
その時は良かったはずなのにね。
なぜかしばらくすると苦い思いをするのです。
「ねぇ、まだぁ」「もっとちょうだいよ」ってなる。
何度も自分を大事な本題から引きずり下ろします。
とってもいやなベクトルです。
潜在意識では、
苦労しないで早く格好良く成長していたいと思ってます。
一方、
もう一つの意思は創っていかないといけないのよ。
こっちの意思は、最初に苦い思いをするの。
無いから創ってあげないといけない。
創るためのエネルギーがいる。
幼い意思は望まなくても勝手に在るのに、
大人の意思は創らないといけないの。
こっちは成長を上手に促す意思。
「進化してみる気ない?」
「頼らなくても意外と大丈夫だよ」
「才能は備わっているモノで、今は眠っているだけだよ」、
「すぐは無理なんだよ、ゆっくり進んでごらん」
「ペースを守ると努力って楽しいもんだよ」っていつも応援してくれる。
何度も本題から引きずり下ろされそうになるときに、
引き上げてくれるほうに使われます。
行き過ぎれば「落ち着いて」と制してくれる。
とてもありがたいベクトルです。
こっちは三日坊主さえも粉砕する強力な意思となるの。
いわばペースペーカーみたいな感じ。
大人の意思のほうは、
幼い意思によって心が染まってしまったときに、
「あれ、そっちを選んじゃったのね」と、
優しく明らかにしてくれるありがたい存在でもあります。
全体をくまなく見渡す能力があり、
怒りもしない、不愉快にもならないで、
冷静に心の行いを分析してくれる有難いお利口さんな意思。
自己卑下やダメ出しなんてしない意思なんです。
そんな暇があったら訓練しましょと、
背中をせっせと押してくれます。
こっちの意思をあなたは創って持っていますか?
≪ダメ出しをするメカニズム≫
生理的反応は不愉快さを伴っています。
ザワザワしたり、ムカッとしたり、ドヨーーンとしたり、
胸がべりっと痛くなったりと、
人それぞれですが不快感覚で教えてくれます。
↓
「なんでこんなことになったんだろう」
「なんでこんな風にしか出来ないのだろう」と、
すぐに落ち込んだり、
すぐにムカッときたり、
都合が悪くて狼狽えます。
↓
(潜在意識)
①幼い意思=何でも出来ていると思いたい願望
②幼い意思=苦労しないで早く格好良く成長していたい願望
周りにはダメな所なんかない自分(成績優秀・万能)を見て欲しい。
格好いいねって良い評価をして欲しい。
↓
(顕在意識)
自分に恥をかかされたと強い恨みの感情が噴出して、
何度もダメ出しをしてそれを消し去ろうとする。
でも消えない。
こんな感じ。
ダメ出しのメカニズムは、
期待をすればするほどズレが大きく感じるのね。
出来る自分を理想に掲げれば、
それが叶えられない時ほど、
現実はショックになるってメカニズムなのよ。
幼い意思にとっては、
成績優秀や格好良さ、出来ている自分像を優先にしたいから、
起きてしまった失態は、
事実として受け容れ難いことになります。
すごく苦痛です。
大人の意思もまだ創っていなかったために、
いつまでもダメ出ししたり、
ロクでもないと責めたりしてしまう時間が長引きます。
消しさりたい一心で無意味な労力を使ってしまうのです。
これが幼い意思の仕組み。
貴方の性格がどうのこうのではなくて、
心の仕組みなのね。
逆説的に言えば、
大人の意思を早めに創っておけば、
ペースメーカーみたいなもんだから、
とっくの昔に、
等身大の自分でコツコツと取り組んで、
成長する楽しみを得てしまっているのです。
落ち込んでいる自分に気がついたら、
すぐにストップがかかるのよ。
わざわざダメ出しして気分を不愉快にしても、
何も変わらない。
大人の意思はそのことを良く知っています。
エネルギーの無駄遣いになることはさらさらやらない。
気分を早めに引き上げて、
さっさと優しく♡背中を押してくれるのです。
子どものうちから、
心の中身を大人が教えてあげれば、
人は混乱なんてしなくなるんだと言います。
歳月の中で、
創った大人の意思が幼い意思を優るときが来るから、
やってみなさいと、
古い書物たちは教えてくれてます。
新奇性探求の気質をもっていた私自身、
三日坊主をこれで超越しました。
無理強いをせず、
ちょこっとずつやっていれば、
少しずつでも成長するもんだぞと、
都度創造しては、おぼつかない大人の意思を発動してきましたよ。
しばらくするとおかげさまなことに、
不愉快にのまれても幼さを隠したって仕方がないと、
ふと思う瞬間が早めに訪れるようになりました。
自分で創った大人の意思と一体化するときが、
いつの間にか訪れていたんでしょうね。
書物の通りだったのかなと思っています。
ダメ出しをやってしまう人は、
まだ開発の途中なんですよ(^^ゞ
板につくまでは時間がかかると心得てください。
すぐ結果が出ると思わない、願わない。(←幼い意思にひっかからないで)
続けてやっていけばいいと楽観で進んでください。
実力をものにするには、
ダメ出しより、肯定感の積み重ねよ~
大人の意思を何度も創造して強化していきましょう。
『ひとりごとシリーズ』
①脳みそのバージョンアップは、パソコンのようにできない。
人間性を嘆いていはいけない。
受け容れることだ。
上手くつきあえばいい(^^♪
もう一つ、
②記憶は薄れるもの、だから記録に残しておく。
沖ヨガの先輩に10年近く前に口頭で、背中を押されたのよね。
学んだことは流しきること。
止めてはいけない。
だから、へたくそな文章だけど、
ブログを使って記録に残すことに決めました。
必要なモノがあったら使ってください。
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