「その人の自己愛を慰め、支えてくれる存在」です。
自分を安心させてくれる人のことよね。
多くは温かく抱きしめ、優しく愛撫しながら、
世話を焼いてくれる母親のイメージだと言います。
これを心の中に根付かせていると、
何か困った時にも、
それがあるので「ちょっとまって」と、ひとりで落ち着かせが可能になります。
これが健康的な愛着スタイルです。
ところが自己対象が心に育っていないと、
自分で自分を支えきれないんです。
これが境界性の問題の根底にある仕組み。
ブログで私が何度も伝えているのは、これです。
これを再形成しようねって言っているんです(*'ω'*)
(人に肩代わりをしてもらうのではありません)
自己対象が育っていない人は、
実際に自己対象を外に求めていきます。
それで依存と同一化をいつまでもしたくなるんです。
幼児期の再現を望んで大人になっているのね。
どこから見ても大人のあなたが、
子どものようになりたいと言っても、
不可思議に思えてしまうために、
双方の意思疎通が合わなくなって、
大バトルになっているわけです。
相手の受容力が問題なのではなくて、
境界性の問題が未解決のまま持ち越されたことが問題だと、
改めで認識してください。
境界性パーソナリテイ障害は、
れっきとした病と視たほうが良いとも言います。
自己対象の肩代わりを求めた行動で、
危険度がもっとも高くなっているのが薬物使用です。
これは手を伸ばせば誰を介さずとも、
即効性があるために止まらなくなります。
愛情飢餓が膨大にある人にとっては、
深く沈溺しやすいものです。
境界性の問題を持っている人が、
各依存症を一緒に併発している理由は、
自己対象になるモノをたくさん探し求めているからなんですね。
これを脳科学の分野から見ると、
とても恐ろしい。
手にすればすぐに快感が訪れる。
不安や苦しみはすぐさま消える。
ひとたび覚えた快感は記憶され二度と消えない。
それで刺激物を五感が探しに行く。
何度も報酬回路を使えば、
それがどんどん強化されていく。
薬物は努力や貢献をすることなく、
一気に神経伝達物質を放出して、
快感に浸らせてくれます。
そして刺激物がなくなると離脱症状が起きて、
イライラや不安がどんどん出てきます。
あの快感を求めて、
手を伸ばさずにはいられなくなるといいます。
薬物の次にあげられるのが、
脳内麻薬の優先順位で行くと、
セックスのオーガズムが最も高い。
セックスに麻薬的な呪縛力があるのはそのため。
サロンで取り扱っているラブアディクション(恋愛嗜癖)が、
いかに危険区域に入り込んでいるか掴めると思います。
自己対象の肩代わりをしてもらっているパートナー、
つまり愛着対象に異様に執着し、
多大な損害と苦痛と問題行動をおっかぶせてしまうのは、
脳の仕組みに振り回されている状態だからなのですね。
安易に考えていてはいけないものなのです。
顕かな依存状態は、愛着対象と距離を置く必要があります。
女性は男性と、男性は女性との接点を控える必要が出てきます。
薬物に二度と手に伸ばさないようにするのと同じぐらい覚悟が要ります。
フラッシュバックによる苦痛と、
引き裂かれるような胸の痛みを越えていくしかない。
自分であって自分とは認めがたい幼いインナーチャイルドを、
自己受容し諭しながら進むしかないのです。
愛着対象にすがるようにな気持ちに襲われることが、
この期間中に訪れます。
その間は新しいグループワークに入ったり、
友達に気持ちを伝えて、会わないようにブロックをかけて貰ったり、
趣味や仕事に打ち込んだりしながら過ごします。
それと同時にメンタスへルスを利用して心理教育をしていきます。
時間がかかっても、
認知療法と行動療法で改善することをおススメします(^^ゞ
幸せのために取り組んでみてください。
今日の洞察☆
人間関係においてよく胸の痛みを訴える人や、
喉の痛みや詰まった感覚を訴える人は、
幼少期の愛着剥離の経験が関わっていることが多いです。
目の前の現実に過去の忌まわしい経験を無意識に被せています。
こういった症状が良く出る人は、
過去のしこりをうやむやにしたことが原因です。
勇気を持って感情のふたをゆっくり開けて、
過去の意味づけをしっかり行い、
誤解を解いて再統合を目指しましょう。
深淵なる過去への旅は、
貴方を苦しめるためではなく、
貴方の人生をすべて繋げ直すための旅です。
貴方がより魅力的な人生を歩んできた人として肯定するための旅です。
どうかそれを忘れないでください。
明日から3日間は考察タイム。
自己対象との対話になります。
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