2018年9月27日木曜日

境界性パーソナリテイ障害の脱皮は皮剥ぎが鍵

昨日のブログを読んでいただけましたか?

境界性パーソナリテイ障害を発症している場合や、

その傾向がある人は、

萎縮している自己愛や自尊心を回復させて、

本来の純粋な自己を、大切にしてあげることを忘れないでくださいね。


今日はこれまでの境界性の仕組みをちょっとまとめてみます。

まずかりそめの自立心(甘え損ねのメカニズム)を、いちご大福で整理しますね。


①お饅頭の皮 = 偽りの自己 = 社用公用よいこ 

怒られる忌まわしい自分などまるで一つもないかのごとくに、頑張っている人格

②お饅頭のあんこ = 厳格冷酷な人に甘えさせない大人人格

怒られる忌まわしい自分を気づかれまいと、他者をねじ伏せ優位に立とうとする人格

③いちご = 甘えたい子どものままでいたい人格

怒られて悲しい想いを沢山した人格

こんな感じです。


境界性パーソナリテイ障害の発症中は、

『いちご』を守ろうとして起こしているのね。

それから、

『いちご』の存在を誰よりも庇ってくれる人 = 愛着対象者

を、外界に探し求めています。

・愛着対象者が『いちご』の存在をちゃんと守ってくれるのか?

・愛着対象者が『いちご』の存在を最優先にしてくれるのか?

・愛着対象者が『いちご』の気持ちを誰よりも汲んで代弁や代理をしてくれるのか?

こんな状態。

境界線は引けておらず、

『いちご』と『愛着対象者』は依存と同一化が前提です。

分離化に躓いています。


①人格は色々な仮面があります。

成績優秀者や高学歴、社会的地位を持っていることも。

華美加飾だったり、弱々しかったりかなりのバリエーションがあります。

しかし、親しくなると①人格とは全く違った面が出てきます。


隠している『いちご』のために、

②人格が表立って現われ、

愛着対象者を無限に試していきます。

不愉快だと感じたモノには、

怒りを露わに一触即発になって、

ガブッと噛みついて振り回すアレね。


早い話がこの心のメカニズムを、

大人になった今、使うのやめましょうよってことなのです。


手順はこんな感じ。(再統合プロセス7段階です)

≪スタート≫

・愛着対象者は、代理人ではないと自覚する。

・愛着対象者とは境界線を引いて、親しき中にも礼儀ありを自覚する。

・愛着対象者は、どこかで笑顔で見守って応援してくれていると想像する。


『いちご』の気持ちを汲んで、不安定状態を自覚する。

『いちご』は過去本当に怒られるようなことばかりしていたのか解明する。

『いちご』自身の認知を改善して自尊心自己価値を取り戻す。

『いちご』を気づかれまいと意地を張ってた反抗的な②人格を感謝で手放す。

『いちご』の成長のスピードとタイミングを大切にする④『育ての親ごころ人格』をつくる。

『いちご』の成長を見守り支えながら④人格(自己愛)と一緒に毎日楽しく訓練する。

『いちご』は自分の五感を使って自分を知って自己表現力を高める。

『いちご』の成長を立派だと認めると①人格は役割を終えて思い出と化す(自己責任)。

『いちご』は自分の育った環境や過去の意味づけに成功し、①②③を再統合する

『いちご』は苦悩を超越し、自分を取り巻く人たちの複雑な心情をも受容し、

愛情(④)も知性も理性も持った大きな器の魅力的な人となる(真の自意識)。


どうでしょうか(^^ゞ

かなり簡潔に表現していますが。


再統合プロセス7段階をすませた状態ってどんな感じですか?と、

クライアントさんに質問されることがあります。

そんなとき私は茶筒の例えを持ち出します。

真上から観たら「円」だけど、

真横から観たら「長方形」。

でも統括すると「円柱」って感じ。ってね♪


すると、いい想像をしてくれて意欲的になってくれます。

その人のイメージに従って、

やってみようかなと思っている時点で、

半分良くなっているようなモノ。

行きつ戻りつしながら繋がっていくものだと思ってください。

境界性は回復できるものと思っています(*^^)v









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