境界性パーソナリテイ障害を発症している場合や、
その傾向がある人は、
萎縮している自己愛や自尊心を回復させて、
本来の純粋な自己を、大切にしてあげることを忘れないでくださいね。
今日はこれまでの境界性の仕組みをちょっとまとめてみます。
まずかりそめの自立心(甘え損ねのメカニズム)を、いちご大福で整理しますね。
①お饅頭の皮 = 偽りの自己 = 社用公用よいこ
↓
怒られる忌まわしい自分などまるで一つもないかのごとくに、頑張っている人格
②お饅頭のあんこ = 厳格冷酷な人に甘えさせない大人人格
↓
怒られる忌まわしい自分を気づかれまいと、他者をねじ伏せ優位に立とうとする人格
③いちご = 甘えたい子どものままでいたい人格
↓
怒られて悲しい想いを沢山した人格
こんな感じです。
境界性パーソナリテイ障害の発症中は、
『いちご』を守ろうとして起こしているのね。
それから、
『いちご』の存在を誰よりも庇ってくれる人 = 愛着対象者
を、外界に探し求めています。
・愛着対象者が『いちご』の存在をちゃんと守ってくれるのか?
・愛着対象者が『いちご』の存在を最優先にしてくれるのか?
・愛着対象者が『いちご』の気持ちを誰よりも汲んで代弁や代理をしてくれるのか?
こんな状態。
境界線は引けておらず、
『いちご』と『愛着対象者』は依存と同一化が前提です。
分離化に躓いています。
①人格は色々な仮面があります。
成績優秀者や高学歴、社会的地位を持っていることも。
華美加飾だったり、弱々しかったりかなりのバリエーションがあります。
しかし、親しくなると①人格とは全く違った面が出てきます。
隠している『いちご』のために、
②人格が表立って現われ、
愛着対象者を無限に試していきます。
不愉快だと感じたモノには、
怒りを露わに一触即発になって、
ガブッと噛みついて振り回すアレね。
早い話がこの心のメカニズムを、
大人になった今、使うのやめましょうよってことなのです。
手順はこんな感じ。(再統合プロセス7段階です)
≪スタート≫
・愛着対象者は、代理人ではないと自覚する。
・愛着対象者とは境界線を引いて、親しき中にも礼儀ありを自覚する。
・愛着対象者は、どこかで笑顔で見守って応援してくれていると想像する。
『いちご』の気持ちを汲んで、不安定状態を自覚する。
↓
『いちご』は過去本当に怒られるようなことばかりしていたのか解明する。
↓
『いちご』自身の認知を改善して自尊心と自己価値を取り戻す。
↓
『いちご』を気づかれまいと意地を張ってた反抗的な②人格を感謝で手放す。
↓
『いちご』の成長のスピードとタイミングを大切にする④『育ての親ごころ人格』をつくる。
↓
『いちご』の成長を見守り支えながら④人格(自己愛)と一緒に毎日楽しく訓練する。
↓
『いちご』は自分の五感を使って自分を知って自己表現力を高める。
↓
『いちご』の成長を立派だと認めると①人格は役割を終えて思い出と化す(自己責任)。
↓
『いちご』は自分の育った環境や過去の意味づけに成功し、①②③を再統合する
↓
『いちご』は苦悩を超越し、自分を取り巻く人たちの複雑な心情をも受容し、
愛情(④)も知性も理性も持った大きな器の魅力的な人となる(真の自意識)。
どうでしょうか(^^ゞ
かなり簡潔に表現していますが。
再統合プロセス7段階をすませた状態ってどんな感じですか?と、
クライアントさんに質問されることがあります。
そんなとき私は茶筒の例えを持ち出します。
真上から観たら「円」だけど、
真横から観たら「長方形」。
でも統括すると「円柱」って感じ。ってね♪
すると、いい想像をしてくれて意欲的になってくれます。
その人のイメージに従って、
やってみようかなと思っている時点で、
半分良くなっているようなモノ。
行きつ戻りつしながら繋がっていくものだと思ってください。
境界性は回復できるものと思っています(*^^)v
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