いちご大福を借りてお話を進めていきます。
境界性の問題は、かりそめの自立心(甘え損ねのメカニズム)からの回復でもあります。
あとは、反抗期の終息。
①お饅頭の皮 = 偽りの自己 = 社用公用よいこ
↓
親の目を基準にした社会的評価を狙って作った人格
②お饅頭のあんこ = 厳格冷酷な人に甘えさせない大人人格
↓
境界線はなく、他者をねじ伏せ優位に立ちたがる①の正反対の人格
③いちご = 甘えたい子どものままでいたい人格
境界線はなく、分離不安が残る状態で、育て上げてない人格
難しくないでしょ。
境界性の問題がある人は、
親から自分を守るために、
・妙なプライドを作っている(①②)
・妙な愛され方を望む未開発な自分が残る(③)
未成熟な自己愛がたっぷり残っています。
境界性パーソナリテイ障害の発症中は、
この未成熟な自己愛が暴君と化しているのね。
以前境界性パーソナリテイ障害の人の、
飛びつく心の中身を説明したときに、
表は「愛してくれる人と出会う希望と期待」で、
裏は「愛情飢餓から作った恨みの感情を解消すること」を願っていて、
支配欲と優越欲の脚本があると言ったと思います。
愛着対象者に多大な損害と理不尽な行為を繰り返してしまうのは、
ある意味、
親の価値観や他人の既成価値から作られた自分自身①②③から、
脱出するためのもがきと言えなくもありません。
親ではなく、親に似た愛着対象者を借りて、
反抗期をすませようと考えていると視れますでしょ。
本当の意味で飛び立つためには、
上記の状態に安住しているわけにはいかないのよ。
蛹の殻を自分で内側からぶちっと切り口を入れて、
脱出しなければなりません。
親の成長プランに沿った自己防衛手段と不健全な自己愛を、
丸ごと捨てて白紙にして、
リスタートすることを考えなければなりません。
思春期の反抗期のメカニズムと変わらないのです。
親の期待に応えようとする仮面の自分を捨て、(←①よい子)
それを打ち負かすかのごとくに反抗する自分を捨て、(←②悪い子)
自分の意見を主張し実行しようとする。(←③)
自分③を支えながら経験を通して、
幼児性万能感から作られていた妙なプライドを捨て去ります。
失敗の中でくじけそうになって、
自己卑下しようとする自分や罰を与える自分も捨て去り、
等身大の実力を自分だとしっかり受容できるように成長する。
このプロセスは、
上手に甘えを許されて大人になった人のプロセスまんまですわ(*^^)v
しっかり訓練すれば追いつくのね♡
愛着対象者が現在いらっしゃる人は、
是非とも反抗期を終息させてください。
もしこれをしなかったら、
あなたが子どもの頃に心から強く願ったこと、
・親のようにはけしてならない
・愛する人を見つける
・幸せな家庭を作る
これらの希望は叶いません。
親とそっくりで終わります。
そうだ、目線を変えて見てみましょうかね。
なぜ貴方の親は、貴方にそんなプランを押し付けてきたのでしょうかね。
今の貴方ならわかると思います。
心と頭の使い方とほぼ同等だからです。
親も誰かに愛されたくて愛されたくて、
必死に子どもの貴方に、
要望を100%汲んでもらいたくって仕方がない、
愛情飢餓の持ち主だからだったんですね。
愛をよく知らない人だったのよ。
いつかそのことが受容できる日が来るかもしれません。
境界性パーソナリテイ障害の人の親も、
境界性の問題を持っていることは非常に多い。
不幸の連鎖が起きていたんです。(人間ドミノ倒し)
でも、貴方が気づき変容することで、
家系伝播は終焉します。
貴方は見事な風雲児となります。
大変難しい役割を担ってくれた素晴らしい人です。
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