子どもの頃から、
親の顔色を視てきた人は、
「きっと○○して欲しいんだろうなぁ」と、
察する力を必要としてきただろうと思います。
そして、
それが当たったときは、
とても嬉しかっただろうと思います。
怪訝そうな親の表情がふわんと明るくなって、
貴方の気持ちも明るくなっただろうと思うのです。
これが同一化と共感の証。
けして同一化がすべて悪いわけではないんです。
ただ使い方次第では、
他人を巻き込んでしまうってことに着目して読んでってください。
愛する人や大切な人や必要な人。
その方と同一のような感覚で、
共に感じている経験は、
利己的な自己満足を越えて、
人を幸せにします。
ただし、、、、
同一のようなと、同一は違うのね。
それから、
共感と、同感は違うのね。
ここがポイント。
同一のような&共感 = 境界線がある
同一&同感 = 境界線はない
後者が境界性パーソナリテイ障害の根底にあるモノの見方です。
相手の気持ちを慮るのは悪いことではありませんが、
自分の気持ちと同様だと先入観で決めつけることは、
問題です。
甘え損ねのメカニズムでお話をしましたけれど、
自分の先読み通りの結果を、
相手に応えてもらえないと不機嫌になるのは、
相手と自分を同一や同感でなければならないと、
もともと強く考えているからです。
これは境界線が引けていないからなのね。
違う行動をすると、
いちいち厳格・冷酷を持ち出し処罰をする。
相手の人権を無視して、過剰な領域を確保しようとする。
同一&同感が正解と思っているから、
こんな行為が出来るんです。
歪んだ認知。
ここが根本原因なのよ。
相手の考えを尊重すること。
これは、
相手の意見は自分とはまったく別物で、
それが当たり前だと思うことと、言い換えられます。
違って当たり前。
境界性パーソナリテイ障害になってしまう人は、
これに慣れる必要があります(*^^)v
今日の洞察☆
根本原因に目を向けましょう!
臆測しない。
推測しない。
先入観で見ない。
同一&同感を求めない。
意見は違って当たり前。
目の前のその人は、
親とは違います。
目を覚ましてごっちゃにしないでね~
自ら舵を切り直しましょう。
心のハンドルしっかり握ってくだされ。
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