2018年9月20日木曜日

放った言葉に現れている境界性の激しさ

境界性パーソナリテイ障害の人、

境界性パーソナリテイ傾向の人、

彼らの会話にはその激しさが伺えます。


対人関係がとても激しいです。

一方は賞賛。

一方はこき下ろし。


意気投合中は、

「サイコーッ」

「やっと巡り合えた」

「貴方だけはわかってくれる人よ」


ちょっとのズレで、

「なにあれ」「変じゃない」

「信じて損した」「馬鹿じゃない」

「あれ、使えない」「あれ、ダメでしょ」

「時間を返してほしいだけど」

この辺は定番です。


で、次にまた手ごろな感じの意気投合者が現れると、

また「サイコーッ、やっぱりこっちでしょ」。

となって、

しばらくするとまたこき下ろし。

本当に繰り返しています。


友人関係だけでなく、

異性関係にこのパターンを持ち込めば、

どうしたって激しくなります。

不利な行動にブレーキがかからなくなって、

一瞬の激情に振り回されて、

わざわざ不利な行動に衝動的に手を出します。


このパターンで結婚までしてしまって、

さて何回結婚したら気が済むのかと、

今までおつき合いをしていた友人知人関係者にも、

おなじみのことのように認識されます。


通常、境界性と未成熟の自己愛はワンセットで動きます。

こうなっていると実は、

誠実な人の考え方は彼らにとっては不都合に値します。

不健全な自己愛は、

過剰な刺激を求めるので、

同じように尺度の違う人のほうが馬が合うのように出来ています。


境界性は激しくなればなるほど、

激しい刺激しか欲しくならない仕組みです。


『モテる』という言葉でラッピングすれば、

問題は一つもないになります。

歪んだ認知は至る所で大活躍していきます。

その昔ドンファンと言われていた「王様・女王様モテモテ組」に、

この境界性パーソナリテイ障害が多いことを知らない人が多い。


段々と取り巻きに、

耳に痛いことは言わず、

「みんなそうだよ~」

「それ普通でしょ」

「刺激があるほうがいいじゃん」たる言葉を、

連呼する人のほうが居心地が良くなります。

境界性を無理解だと、

誤解が誤解をどんどん生んで、

脱出が出来ない状態に自分で自分を追い込んでいきます。。。


その距離感を利用して、

さらに深みにハマるケースがあります。

揺さぶりをかけ、

境界性パーソナリテイ障害の行動パターンをやり玉にあげるのよ。

境界性パーソナリテイ障害は特徴的な行動を繰り返すために、

やり玉にあげやすいのです。


この世には徹底したペテン師が居ることを忘れてはいけません。

もともと幻想を追い求めやすい脆弱なアイデンティティです。

サイコパス(精神病気質)や、

ソシオパス(反社会性気質)にとっては、

振り回し甲斐のある類になります。

天性のプロファイラーたちは身を明かさず近づき、

ターゲットを絶対に外さないのですよ。


愛情飢餓に晒され、

不承認家庭を忌み嫌い、

居場所を求めて非行に走る例は、

今も昔も変わりません。

境界性パーソナリテイ障害を持っている人が、

寂しさのあまり深みにハマって入院治療に至るまでに破壊されることは、

けして珍しいことではありません。


彼らの脆弱なアイデンティティーは、

飴玉を与えられた子どものように、

人にコントロールされやすい特徴があるからです。


付き合う人を改めたほうが良いのも境界性パーソナリテイ障害。

発症しないためのコツです。

見直しのためにもう一度掘り下げます。


境界性の問題を持っている人の心のあり方は、

①この人は「いい人?悪い人?」「好き?嫌い?」の二極化

②すきだけど、同時に見捨てるんでしょと信じられない両価性(アンビバレント)

ベクトルが簡単に変わってしまうところがあります。


じっくり腰を据えて向き合う耐性がことのほか苦手です。

だから、

勢いに乗ってすぐ接点を作り、

勢いに乗って関係を強め、

自分本位に事を運びたがります。

異性関係なら勢いに乗って結婚という誓約を、

欲しがる人までいます。

結婚離婚を繰り返していればハードルがそのうち低くなります。

同時に、

回数を重ねれば重ねるほど世間体が気になります。


怒られる忌まわしい自分を脱出するには、

勢いに乗って早めに事態をまとめるように頭は算段します。

今度こそはッ!と切羽詰まっているし、

これを逃がしたらもう後がないッ!との崖っぷちが重なって、

異様な勢いを作っていきます。

これが境界性パーソナリテイ障害の発症中の行動でもあります。


両価性がしっかり根付いている場合は、

よいこを振る舞えば振る舞うほど、

どうせ自分を知ったら嫌がるでしょと、

相手に不信感を募らせるような仕組みになってます。

この人を一旦信用したけど、

本当に信用していいのかなと、時機にくすぶりが始まります。

本心の執着や憎悪を隠している自分に後ろめたさを感じ始めると、

自分の問題を外側に投影して、

相手が自分に向かって不信感を募らせているはずと算段するのよね。

二面性が勢いよく出てきます。

結婚しても結局、基本的安心感の欠如で信頼できず、

またケンカが絶えないすったもんだの生活をしていきます。


その繰り返しにもう周りの親しい人たちや取り巻きも、

「またなんだ。大変だね(冷)」と、

まともに取り合わなくなって行くのよね。

離婚協議の場で、

おつき合いのきっかけ等の話には、

代替そのような話が出てきます。

珍しくはないのです。


もし上記のようなケースになっていたとしたなら、

あなたの中に、

①興奮を求めている(不安の打消しのため)

②100%自分の希望通りを望む(不満の打消しのため)

③100%思い通りのパートナーでなければ、

安心できない願望(委ねたい・任せたい)

があるはずです。


浅く考えず、

子どもの頃から引きずった幻想に及んでいないか、

じっくり自問自答してください。


すでに貴方のちょっとは、ちょっとでしょうか。

ちょっとのズレどころの騒ぎでなかったらどうしますか?

根本的な問題に挑むチャンスをどうか逃さないでください。


本気のリセット必要です。

今までのやり方は通用しないと自覚しましょう。

この際だから境界性と、

不健全な自己愛を一緒に片づけちゃいましょう。

一度自分の価値観をご破算にして、

ゼロからスタートすることが、

境界性パーソナリテイ障害から脱出する手立てとなります。


もちろん心育とリカバリー能力の開発にも努めましょう。

自己イメージを刷新しましょう。

古い自分はアルバムの中に片づけるような感じ。


不愉快になるモノの観方を改めて、

自分と相手のイイところを見つけてあげてください。

きっとやれますよ♪


あとは、

いつまでもべたべた新婚カップルのような興奮は、

人間関係で続くことはないとちょっと意識改革してみてください。

ハネムーン期の快感にやたらと拘っていると、

いい関係だって台無しになります。

こだわりを捨ててほどほどに。

恋愛であれ、友好関係であれ、

愛し方は時として変わると思っておいたほうが、

お互いを縛ることなく気持ちのいいもんではないでしょうか。

そのほうが大人らしい♪


今日の洞察☆

変なやり方は、良いやり方で上書きしましょう。

衝動的に不利な行動に出ないように解明しましょう。

ついでに友好関係はちゃんと選びましょう。

ときおり見直して自分を救ってあげられたらいいですね。


昨日のブログの感想で、

どうやったら気づけますか?の質問にお応えして、

アーユルヴェティックライフブログのほうにヒントを載せてます。

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