2018年11月14日水曜日

誇大自己が破けるときの胸の痛み

昨日までの四日間はMYヨガメソッドを使って、

短め文章にしてみました。

その前までずらずらと長めの文章になってますので。

ついつい伝えたいことがあると長くなってしまいます・・・・・。

すみません。



では本題に入ります(*'ω'*)

予想外なことが起こると、

人は「胸が張り裂けそうだ」なんて表現することがありますね。

業績悪化、失業、再就職難などの職業的や、

失恋、別離など人間関係全般の不仲などでも起きます。

この胸の痛みについて今日は触れてみます。


わかりやすく『失恋』で説明していきましょう。

この痛みは失恋だからではありません。


この胸の痛みは、

自分を守っている誇大自己が何らかの理由で破られるときや、

誰かと一心一体化していると錯覚しているときが、

もっとも痛みを伴います。

・自我の崩壊

・ナルシズムの崩壊

二つによるものが多いですね。


ポイントは、

等身大の肯定で保っているよりも、

誇大自己の肥大化でなんとか保っていたときのほうが、

痛みを強く感じます。


私たちは沢山の人と出会う中で、

アイデンティティーを作っています。

・親子や親族などの家系関係において

・学業成績や進路選択ならびに職業選択において

・男女の性別において

・社会性(昇進や経済力)において

・性的(セクシャル)において

ざっと上げてもこんなにあります。


私たちが普段認識している「私」は、

上記たちを統合した存在であるほうがよいのですが、

どこか生きづらさを持っている人たちは、

上記のどれかを吐出して認識している可能性が高いのね。

そのため逆に脅かされたときに全人格否定と見なしやすいんです。

コンプレックスを庇うような形で認識しているのだろうと思います。


ベリッと胸をえぐられた感じ。

グサッとくる感じ。

ずどーーーんとくる感じ。

息苦しさを訴える人もいます。


心配性の所で説明しましたが復習しましょう(*^^)v

心配が生まれると身体に生理的反応として、

①狭窄感

②心迫感

③浮遊感

3つが起きます。


自我とナルシズムが崩されたときも同じですね。

しかし違いは一気にかつ強烈に起きるってことだと思います。


ひとことで言えば脳の萎縮の反映。

存在を全否定されたような状態になっていますので、

強烈な恐怖を伴い防衛しようとしています。


誇大自己によって保っていた自分を、

打ち破られるわけですから、

赤ちゃんのようなアイデンティティーが剥き出しになり、

戦場にひとり放り出されているようなものです。


人間が自分の問題に着目しようとせず、

他人に転嫁をしやすいイキモノなのは、

この痛みの仕組みがあるからなのだろうと思います。


境界性パーソナリテイ障害の発症を観察すると、

アイデンティティーが破られるきっかけが必ずあります。


そのきっかけを元手に脳が勝手に記憶をさかのぼり、

もともとの誰か(多くは親)との境界性の問題が無意識の中で再現され、

一気にその人を振り回されていくような仕組みになっています。


何もかも目を瞑ってなかったことのようにしたいようですが、

問題の原因を探るのを避けてしまうと、

何度も同じ過ちを繰り返してしまいます。

失敗や失態を受け容れていないから、

また同じことを選んでしまうんですね人間って。


境界性パーソナリテイ障害を終息させるには、

成育歴においてどこで形成不全が生じ、

それがどのように影響を及ぼしているのか、

まず探り理解し受容する必要があります。


諦めないでください。

誇大自己が破られ、

萎縮した自己愛に一旦沈み、

闇夜を彷徨うような時間を持ちますが、

そこから負の感情を乗り越えて、

一人の人間としてもう一度成熟することは可能です。


本人の痛みをえぐるのではなくて、

客観的に人間の行動を分析し、

構成していくプロセスだろうと思います。


経過をたどれば胸の痛みはちゃんと消えていますよ。

替わってでっかいハートを胸に持っている人に変容します(*^^)v

リカバリー能力は生涯役に立ってくれます。

同じ誤ちを選択し痛みを味合わなくて済むように、

経験を活かすことを考えてください。








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