2018年11月29日木曜日

不適応パターンをしっかり認識する


不適応パターンを見つけていけると、

すごく訓練が楽になります。

勘所が掴めるっていいですよね。


境界性パーソナリティ傾向がある人は、

内面で濃厚な交流(母胎回帰への希求)を求める自分を自覚して、

意識的に淡白な人間関係の時間を作るのも有効ですよ。


濃厚になるとどうしても情動が刺激を受けますでしょ。

癒着ぎみをしっかり自覚して、

ごくたまに会うだけにするとかにします。


それからひとり規則正しい生活に取り組んで、

日課や仕事を重視してこなしていきます。


いずれにしても生活の基盤を丁寧に調整していくことは、

人生を調整していることになりますので、

是非取り組んでください!(^^)!


その中で気持ちをコントロールします。

定期的に訪れる不安をみつけましょう。

一か月でも意識して観察すると、

気分の揺れに気がつけますので、

基本的不信感の問題だったんだとわかると思います。


また、

苦しかった元凶の親子関係からも距離を置くことも大事です。

規範(言いつけ・価値観)を遠ざけて、

徐々に自分主体の価値観を日常生活に取り入れて、

自分らしい生活をつくっていきましょう。



他には、

どんなときに怒りやすいのか(情動パターン)、

どんな言葉選びをしやすいのか(表現力)、

愛し愛される相互性に必要なスキルを、

自分で学習して上書きしていきます。


自分の気持ちをユーモアを持ってたっぷり伝える楽しさ、

屈折した思いを超越して気持ちを誰かと共感する楽しさ、

胸の中に抑え込んだ思いも言葉にして話せる楽しさを、

是非味わって欲しいと願っています。



愛着対象者さんは、

映し返しを上手く使ってください。

相手の言葉をもう一度リピートして、

「これって、どういう意味かしら?」とやり取りします。


境界性パーソナリティ傾向の人って、

自分がどんな認知をしているのか、

どんな解釈や表現をしているか、

自分側からの一方的な解釈(被害者立場)に留まりやすい特徴があるので、

不可解な行動を選択している自覚がないんですね。

多大な誤解を招く表現を知らずやってたりします。

だから鏡返しをしてあげてください。


不愉快になる言動も多々あるかと思いますが、

それに動じず、

本当は何を表現したいのかを語り合います。

話させてあげることだと思います。

あなたの勘どころを上手く使って助けてあげてください。


そうすることで、

「また嫌なことを言われる」とか、

「馬鹿にされている」とかの気持ちを越える耐性が生まれ、

素直に他者と向き合うことが徐々に可能になります。

気長に温かく見守ってトライしてください。










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