境界性パーソナリテイ障害の発症中、
軽度の場合で離人。
重度になると解離症状や、
被害妄想による幻覚や幻聴が伴うことがあります。
離人とは、
意識も記憶も脱落することはありませんが、
どこか今ここがお芝居の中のような、
テレビの中のことのような感覚になります。
地に足が着いているようには感じないフラフラ感。
現実感がなくなる感じです。
解離症状になると、
いつの間にか○○していた、
ぼんやりとだけしていて、何していたか覚えていないなどと、
記憶や意識がなくなってしまうようになります。
解離性健忘、
解離性遁走、
ひどくなると解離性同一障害などがあげられます。
強い妄想観念の代表は、
孤立させられている、
悪口を言われている、
みんなに責められている、
みんなで笑いものにしている、
みんなから迫害を受け続けているとの内容が、
大変多いです。
それによる幻覚や幻聴が伴なっていることがあります。
どうしようもなく心理的に追い込まれて、
脳内で色々なことが起きている証です。
被害妄想が強く出てしまって、
解離状態のときに自傷行為などをやってしまう場合がありますので、
その場合は速やかな診断と入院治療や薬物療法が必要になります。
ひとりで何とかしたいと思う気持ちがわからなくはありませんが、
ここは人の手を借りることを考えましょう。
ここでサロンだから伝えられることは、
恋愛妄想も精神病に加担します。
この恋愛妄想は、
①自我を守りたい回避と、
②親子疑似体験(母胎回帰)への希求から生まれます。
自分(A)が誰か(B)に好意を寄せているとします。(異性同性問いません)
するとAはBの心情を受け容れる覚悟が必要になります。
ところがここで傷つきたくないあまり、
主体の反転を起こします。
BがAに好意を寄せているとすり替えて現実を構成してしまいます。
臆病からすり替えをおこす
↓
恋愛妄想(友好関係)が広がる
↓
同一化と先入観で衝動的な行動に出る(癒着化)
↓
ここまでは高揚感で浸れますが・・・・
↓
不発で妄想(関係)が崩壊しかける(現実は違った)
↓
ナルシズムが崩壊
↓
自我が崩壊
↓
強い胸の痛み・大ショック(再現でも失敗)となります
妄想中は妄想で構成されていることに、
なかなかご本人は気づくことができません。
(気がつきたくないからやっているからなのね)
反転の延長に、
被害妄想が加わって解離や幻聴や幻覚の問題に至ることがあります。
また愛情飢餓に晒された人の多くは、
どこかで愛してもいつか愛されない日が来るとの強い思い込みが存在し、
愛着対象者を試すような嫌がらせを始めたり、
わざと自分のやり方に拘る様な行動を始めたり、
近づいても自ら破壊するような不毛な行動に出がちです。
優しさで包まれる幼少期の経験がなく、
基本的信頼感が阻害されている場合は、
どんなに激しく求愛しても、
それは上辺だけで持続性に欠け、
時機に自分自身の心の仕組み(基本的不信感)から、
他者を激しく攻撃しています。
お饅頭の皮(偽りの自己)の優秀アイデンティティーの陰に、
羨望と嫉妬に狂う激しい大人の一面と、
母胎回帰に執着した子どもの一面を持ち、
いつの間にか妄想と絶望を繰り返す人生を送っています。
境界性の問題は、
ただの気まぐれやわがままで済まされる問題ではありません。
ときに何の問題も見られない時もあれば、
極度に完璧主義に囚われた行動をしたり、
かと思うと嗜癖(物質・対人依存行動)に及んだり、
被害妄想でうつ症状に陥ったり、
激しい興奮や衝動を求めて行動したりと、
身が落ちつくことができません。
知識とサポーターを必要とし、
じっくり腰を据えて一つずつ現実に起きる問題に、
都度対処をしていかなければならないものです。
この問題に取り組もうと思ったなら、
ご本人もサポーターさんも、
大事なことは「育て直しのプロセスなんだ☆」と念頭においてください。
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自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中