青年期以降に必要になってくる親密性に、
多大な影響を及ぼします。
勤勉性が育っていると、
物事は「行きつ戻りつ」があっても当然。って考えがあります。
順位は入れ代わり立ち代わりになることは予測尽きます。
それに一喜一憂致しません。
しかし、
早急に出来てないとだめよ。とか、
○○ちゃんは出来るのにあなたはどうしてダメなの。とか、
子どもの頃から他者に叱られていては、
物事は早急に結果を出せていなければならないと、
どうしたって強迫観念を覚えます。
次から次へと期待や条件が増えていく環境は、
子どもにとって毒です。
境界線が曖昧にされ誰かのなだれ込みに会うと、
自分の身を粗末に扱ったと劣等意識が生まれます。
その劣等意識を庇護してもらうには、
過剰な贔屓や便宜がもっとも高い安全基地となります。
答えを知っている人。
有利に働きそうな人。
力がありそうな人。
優劣意識は庇護を求めてテリトリー争いと、
独占欲を作ってしまうのです。
そうした仕組みは友好関係よりも、
我先にと抜けん出た関係を望みます。
利害損得な関係が念頭に置かれてしまうのです。
友好関係を一歩抜け出した好意的な関係を、
過剰に求めて行動するようになっていきます。
ここは早めに好意を出しておくべきか。
出さねばベストポジションを取れない危険性がある。
後れを取っては損。
○○をしておかねばならない。
○○をすればきっと気に入ってもらえるはず。
などと、
想像をドンドンと働かせて対人操作をしていきます。
この癖はご本人の中でだけ事実と想像の境界点が曖昧になり、
人と癒着関係を求めるようになります。
基本的信頼感 → 所属の欲求 → 承認の欲求 → 友好な関係に安住
ではなくて、
基本的不信感 → 誰が利得か → 対人操作(支配欲) → 力の関係に安住
とすり替わります。
心の仕組みは水路を持っているように思います。
流れが自然とあって、
そちらに流れていくように思えてなりません。
もしあなたが知らずにその水路のほうへと流れていったのなら、
気づいて引き返せばよいことです。
心とは一生のおつき合い。
心のままにと言っても、
その心が問題です。
心とよく話をして仲良くなるほうが人生は味わい深くなります。
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