一次的症状の5つが存在すると、
他者の存在を常に必要とした精神構造に陥ります。
境界線が存在しないため、
常に他者の感情が評価の基準になります。
この傾向は、
近くにいる人の感情をすぐに吸収して、
感情がグラつきます。
怒っている人が近くいるとすぐ不安になったり、
暗くしている人がいれば自分もしんどくなったり、
不穏な状態を察知すると自分も不穏になります。
このように一次的症状が存在する場合、
自分の感情は外の影響を受けているにすぎないと考え出します。
自分の感情を自己制御する経験よりも、
他人の感情を制御することに意識を奪われ、
自己制御能力が低下しているのに気がついていません。
本来、感情も自己制御する対象です。
境界線を引いている者にとっては、
他人が近くで怒ろうが不穏になっていようが、
それはそれ。
人は人の考えが前提にあります。
世話好きと世話焼きでは行動に大きな違いがあります。
あくまでも関与は共感であり同感ではありません。
自立者の多くは自己管理や、
自己解決の能力はある程度備わっているとの考えがあるために、
むやみやたらと干渉したり、
代理で多くを管理する必要はないと、
自分自身を制御します。
手を出してほしいのだろう思う人に、
すぐ手を出してしまうのは、
一次症状のある世話焼きの人です。
ACと共依存の克服を目指すなら、
人は人、自分は自分。
気づいて一旦停止して、
自分の感情の責任だけを取る訓練をしてみてください。
これはけして『冷たい人』ではないのです(^^ゞ
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