2020年2月6日木曜日

共依存の一次的症状③自己同一化の障害

幼少期に身に着けたとされる一次的症状を解説していきます。

三つ目は自己同一化の障害。

『自分の現実を適切に把握することが難しく、

自己認識して、自意識を他者と共有ことがなかなかできない』



自分自身が今どんな状況下にいるのか、

自己認識することがなかなかできません。


「どうしたの!?」と尋ねられ説明を促されると、

途端に会話が失速します。

自分のことを話すことよりも、

誰かのことを話す方が簡単です。


身の回りで起きていたことを話すことは簡単にやれますが、

「そこであなたはどう感じたのですか!?」

「あなた自身はどう対処しようと考えていたのでしょうか!?」など、

個人のことを聞かれると困惑します。


他人の行動には注意を払っていますが、

自分の行動がどのような結果を招くかには、

なかなか関心が向きません。


おそらく機能不全家族の中で、

支え手としてまず相手の状態を、

隅々まで観察しておく必要があったためだと考えられます。








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