2023年9月9日土曜日

アーユルヴェーダで視る身体症状たち③

 

アーユルヴェーダの特徴は、

解剖学や生理学だけでなく、

東洋思想(宗教観や道徳観)や哲学までもが入り込んだ内容になっているのが特徴です。


くれぐれも’神秘’で考えないでくださいね。

そういう視点で読まないでください。

スピリチュアルで考えないでいただきたい。


今回ここでの問題は行為です。


行為 → 動作 → 動機 → 根本的原因の解明

外側に現れているものから、

内側に隠れているものへと視点を移していきます。


肉体についての古典の文献では、

主要の管(スロータス)と枝分かれする管(ナディ)、

いくつもの管が交差する場所(マルマ)と、

主要の管と管がいくつも交差する場所(チャクラ)という具合に分けています。


はじめて目にする人は、

中枢神経、自律神経、血管、関節や神経叢と考えてください。


今と比べると大雑把に思いますが、

大昔の環境とこの時代に、

外科的手術の技術を持っていて、

体内の発見をしているのは凄いことだったと思います。


不調が現れるところの元をたどると、

神経叢に一度辿り着き、

さらに辿ると、

椎骨の不調(いわゆる背骨の歪み・自律神経根)が存在すると、

発見していたのだろうと思います。


つまり、

決まった行動パターンには決まった動作が存在していて、

そこで偏った筋肉の使い方が骨格を歪ませ、

自律神経が司る場所の不調に至ると考えます。


ヨガもこの原理を起用しています。

話を戻しますが、

共依存病理によって現れてくる嗜癖や身体症状は、

頭で思っていることよりも、

心に抱えている欲求に基づいて行動した結果、

ある行動パターンにはまり込んでいて、

蓄積したものの現れにほかありません。


自分で思う自分や、

頭で考えた自分ではなく、

ほんとうの感情に目を向けることが、

アーユルヴェーダでは欠かせません。


もしも今、

生きづらさや苦しみを抱えているようなら、

暮らし方のなかで見過ごしてきた気持ちに触れる機会を持ってください。



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