この自己愛性パーソナリテイは、
独創性を発揮すると、社会的な権力や成功を手にすることがあります。
また、他人の注目を引き付ける魅力的な一面もあります。
誇大化した自己を守り抜こうとする力が、追い風となるのです。
この自己愛性パーソナリテイ傾向の方が、
自分のパーソナリテイについて向き合うきっかけとは、
実は失敗の連続や、挫折体験なんですね。
自己反省が苦手、人の話を聞こうとすらしない。
だから意気消沈しないと、カウンセリングを受けようなどとはなりません。
転落した体験から、本当の自分を形成し直すことが多いです。
もう誰も自分に振り向いてはくれない・・・
そんな闇夜の中で、究極の選択を強いられる。
愛のない孤独な人生を歩み続けるか、
それとも、
自分を変えていくか、
です。
本人の選択次第なんですね。
関係者はくれぐれも、彼らを変えようなどとは思わないことです。
実は高齢になっても、この自己愛性パーソナリテイ傾向は、
他者から疎ましがられる存在になりやすいですね。
傲慢で、介護や援助が至ってやりにくい・・・・
輝かしい経歴、経済力等をお持ちの方でもあるのですが、
家族関係の中が、愛情ではなくて支配関係であるため、とても殺風景。
関係者が犠牲になっていることが多くに在ります。
物やお金には恵まれてやいますが、
一番ご本人が欲しかった愛情のかけらも見当たらない。
ご本人の他界後、関係者から出る言葉は、
なんと、「大変だった」「ホッとした」とのお声がよく聞かれるのです"(-""-)"
まるで人生を、怒りの感情一つの未学習で、人生を棒に振っているかのようだと、
想うことが良くあります・・・
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