未熟な自己愛とは、幼児期のままの心理状態のことです。
自我中心。我がまま。
自分を承認することが脆弱です。
自分を支えることが困難で、
常に心が情報に揺れて混乱している状態のまま大人になっています。
自他ともに情緒不安定、もしくは隠れ情緒不安定です。
そのためか、他者の協力を著しく求めながら、
且つ未熟さを欺きながらやり過ごしているため、
知性も理性もやはり不安定です。
残念なことに、これを見抜く側が情緒不安定や、
未熟な自己愛状態だと、ハッキリ言って見抜けません。。。。
同調してます。共振してます。
ゆえに、仲良くなっちゃったりもします(笑)
とまあこんな実情なんですね。
んじゃ、どうするの!?ってことになりますよね。
まず、自分の心の状態を観察することが大事になります。
心の仕組みを知ってください。
自分が五感を使って外部の情報を搾取し、
脳に送り込んで、「識別」「認知」をしたのちに、
「欲求行動」へとつなげているのですね。
例題で説明すると、
「目の前に嫌いな人が居て不快だ。」とよくお聞きします。
これを検証すると、
実は、自分の感覚が不快と騒ぎ出し、
ゆえに嫌な人がここに居るとラベリングし、
不愉快な行動を解消する行動案を出して「こいつが元凶」としているのよ。
あのね、不快反応は個人的なもの。癖。主観的生理作用。つまり超個人的。
ところが「これは悪い、嫌い、私は間違っていない」と決めつけて、
どんどん不愉快だと認識を刷り込んでいっているのね。
未熟な自己愛者の脳処理は、「自分以外のモノがいつも犯人」なの。
人、物、環境、出来事の側に原因があると見ています。
つまり赤ちゃんと同じ心理。
自分の五感と脳処理は絶対的。
赤ちゃんのギャン泣き処理と変わりありませんことよ。
この情報処理能力だと、四六時中自分の五感に振り回され続けてます。
だから情緒不安定になり、過剰な欲求行動が必要になるの。
これを元手にして自分を観察してみてください。
幼児的五感反応のまま、外部に振り回されている自分に気づけます。
必ず色眼鏡を外して自分を視てください。
内省なくして真の改善は出来ませんッ!
これが習慣化してくると、
幼児的願望を野放しにしている、
未熟な自己愛のままの人を簡単に見抜けるようになります。
自分が先に未熟な自己愛のままを解決してきているからわかっちゃうんですね~。
だからまず自分の心の成長が必須なの。
成熟した自己愛になるとは、
自分の幼児的万能感や幼児的願望の存在を知り、
無駄な承認や容認を求めることをやめることと引き換えです。
また、外部に依頼する過剰な欲求行動を、
しっかりコントロールし、
自分で努力して減らしていくことが出来るかどうかにかかってます。
この能力は、実年齢と比例しません。
見た目は中高年ですが、幼児のままと言う人は少なくない現代社会です。
どうぞ自分を見つめてください。そして見つけてください。
明日は、未熟な自己愛を野放しにした親の養育特徴です。
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