アイデンティティーの形成において、
良好連鎖では、
学童期辺りからすでに、
優劣に拘らないアイデンティティーになり、
本来の魅力をドンドン獲得できるようになって、
個性伸ばしが上手く成長し始めます。
他人とワンセット自我よりも、
中核自我で物事の風紀を作れるようになっていきます。
自発的に動くと何かが変わる、
新しい何かが生まれたり、
わかったりする発見が面白い。
それに取り組むと有能感が人の中に育って、
どんどん索引してくれます。
やらなきゃ損損って感じ。
次段階は、
思春期ごろには反抗期が本格化して、
幼児期や学童期に同一化していた人物像が窮屈になる。
周りが予め定めたアイデンティティー(人物像)を脇に置いて、
自分本来を選択するようになれるものなのよね。
青年期には、
アルバイトで検討を付けたり、
やりたい職種の希望が視野に入っている。
色々と自主的にチャレンジしていき、
兎に角やってみる価値ありと思って行動する。
他者と色々な相談をしてみたり、
沢山の可能性の中から、
最後には自分に適したものを取捨選択。
等身大に納得が出来る。逃避もない。
恥や罪に関する風紀は、
他人行儀に合わせたモノではなくて、
自分風紀によって成り立つほどになってます。
次段階の成人期には、
他者と適度な距離感を保ちながら、
親密性を育て男女関係も建設的に作っていける。
いい恋愛や結婚で家庭を作っていきたくなる。
熟年に至るころには、
停滞や絶望感よりも、
一人の人間として人生観を持ち、
統合されたアイデンティティーの持ち主として、
酸いも甘いも受け入れて、
おまけに噛み分ける力があってドンとしている。
子・孫世代や若き後輩たちに享受できるものが、
かなりあるってわけ。
上記のように、
予め定められたアイデンティティーを、
とっくの昔に捨てて、
自己アイデンティティー形成をやって来た人は、
中年期の崩壊危機に晒されても、
一時的に動揺こそしますが振り回されずに事態を終息させ、
自分らしさをそのままに活かすことが可能になってます。
立て直しが上手い。
今までだって散々とやってきたことだからですね。
ところが、
学童期に「自発性と罪」を学ぶプロセスを踏んでいないと、
他人とワンセット自我が先導していて、
本分からちょっと逸れていきます。
これを明日ピックアップしてやりますね。
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