それが可能なら、そんなに人は苦悩しないだろうと思います。
(写真見てひとりごとシリーズ)
理想形に向かって思いを募らせるのは、
けして悪いことではないはずです。
ただ使い方を誤ると、ちょっと厄介になるよと伝えたい。
自分そのものを元から『尊い存在』と思えるようになっておくことは、
それだけで存在的アイデンティティーの獲得が実践されているってこと。
それは言い換えると今ここに、
その不完全なままで居ても、
大丈夫だよってことでしょう。
その感覚を持って毎日を積み重ねていくから、
らしいアイデンティティーがぞろぞろと見つかってくるのね(^^ゞ
土台の地面がしっかりしているから、
その上にしっかりとした構造物が建てられます。
泥濘の上にしっかりとした構造物は建ちません。
アイデンティティーの形成もこれと一緒。
存在的アイデンティティーが脆いと、
その後のアイデンティティーが上手く立たないのです。
ここ数日の理想形への拘りについては、
自尊感情が乏しく脆いために、
何か付加価値が着くものを求めて、
帳尻を合わせようと試みていたってこと。
存在の明かし方が歪みの根本原因だったのよね。
付加価値あるものがなければ、
自己の存在価値はなし。
と見なしていたわけ。
これでは、
酸いも甘いも自分のモノとすることは不可能です。
我が身に対して基本的信頼感が根付くことはないでしょう。
自信が生まれることは相当難しいでしょうね。
変わり続ける人生の事情に、
安定して立ち向かうことは無理なはず。
お望み通り付加価値がついて、
合格や優秀のラベルをそこで一度手にしても、
そのアイデンティティーが一生『普遍』になることはあり得ません。
(ここはポイント)
いつだって非普遍性。
こうした仕組みを知らなかったとしたら、
事情が変わるたびに、
アイデンティティーの崩壊危機に晒され、
人を蔑んだり、つるし上げたり、
自我に強迫的に無理をさせていくに至るだろうと思います。
もしくは過去の栄光に縋るのがオチ。
考え方を払拭することをおすすめします。
人生で『やっておいたほうがいいこと』は、
慣れ親しんだ日常からちょっと離れた目線の所に、
あるのかもしれませんね。
この仕事をしていると、
よくそんな風に思うことがあります。
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