自尊感情が乏しく、
他者を巻き込んで気分を上げようとするケースです。
アダルトチルドレンの中に、
スケープゴード(生贄)というものがあります。
不良サイン連鎖に陥ってしまったり、
非行に走ってしまった子どもの家族背景に、
ひとりの人がつるし上げになっているケースが、
珍しくありません。
「全くアイツは」
「どうせお前は」
理想の状態に手が届いていない不満を、
一人の対象者をつるし上げることで、
それ以外の人達が結託しやすくなるのです。
こうした背景には、
つるし上げをする人の側に、
自尊感情の乏しさがよく視られます。
他者を蔑むことで自尊感情がくすぐられ、
安心する仕組みに気づいていないといけません。
つるし上げのケースは、
イジメにも共通します。
この精神構造は、
対象者が居なくなると人を変えて、
次々と同じ行為をやっていく特徴があります。
こういった人間の原始的な心と頭の繋がりがあることを、
大人も子どもも知っておきましょう。
こうした状況に遭遇したら、
自力で自分を大事にする知恵を持ちましょう。
自分の尊さは、他人によって左右されるものではありません。
被害者立場にある人は、
早めに関係性を解除しましょう。
早めに物理的に距離を置くことを考えてください。
物理的距離感を置くことが無理なら、
相手の言動の中にある「操り」に気づいて、
罪悪感を持ち出さないようにしましょう。
相手のカプセル化に屈しないようにします。
苦しい気持ちは別の場所で吐露しましょう。
相手の問題と自分の問題を分けて、
自尊感情で自分を下げない訓練をしましょうね。
気分が下がっても他者を介さず上げられるように、
普段から自尊感情を意識して持ち歩いたほうが、
人生を豊かにしてくれます。
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