2019年6月27日木曜日

有能と無能で視ていた白黒の世界

有能と、無能。

優秀と、劣等。

上位と、下位。

それを覚えたのは、

テストの点数だと多くの人が応えてくれます。


大人になっても、

出来る自分でいつもありたい。

と、願って頭を使っていた人に限って、

中年期の軌道修正は辛いものになってますね。


キャリアアップを図って来た人が、

職場での能力の限界にぶち当たる。

自分が着任するはずのポストに、

自分が居座れない。

手が届かない。


恥かしさと罪悪感で具合が悪くなり、

身体症状が出るに至ってます。


優秀アイデンティティーでは、

自分自身をちょっと誇張気味に捉えていると考えてみてください。

軌道修正は紛れもなく、

・やれている

・優れている

二つの誇張気味を修正するに値します。




掘り下げます。

学童期から本格的に始まる勉学。

子どもの要求する内容を、

はるかに超えた学習量を目のお前に置かれて、

多くの人が自主的や自発的とは程遠い、

やらされている感の中で過ごしてきただろうと思います。


一部の人を除いては、

ついていけてない、

取り残される、

孤独や孤立感や劣等感を苦痛に思っています。


それを味わいたくないがために、

優れていればいい。

勝てばいい。

他人は敵。

勝利すればこの不快な感覚から抜け出せるから、

いち早く優秀になって終わりを遂げたい。

そうした競争心がフルに、

心に根差してしまったのだろうと思います。


気がつけば嫉妬と、

人を見下すような考えまで生まれています。


優秀の状態を理想と定め、

そうでない状況は、

とてもじゃないけど安心できない欲求へと、

変わっていました。


誰よりも自分に失望したくないために、

物事には強迫的にせまり、

正真正銘の自分がしたいことを味わう行動を、

実は選んでこれなかったかもしれないといいます。


やりたいことでも、

そこで出来ない自分に出会って失望するのが、

怖かったといいます。


また、

「この人たちは出来ないんだ」「情けない奴らだ」と蔑んできた分、

自分が蔑まれる立場になるのかと思うと、

とても惨めだったといいます。


今まで強気で出ていた分、

恥ずかしくてその人たちの前に立てないと言います。


倫理を反する考えをずっと持っていた恥ずかしさ、

理想を維持できない・守れない恥かしさ、

自発的とは思えない行動選択だったことに気づいた罪深さ、

能力が届かない罪深さ、

この先はどうなるのか見当がつかない恐怖、

見栄や体裁を捨てられない臆病な自分がある、

色々なものを同時に沢山感じてしまったようです。


崖の上から落とされたよう、

白から黒に転じるよう、

その時の状況を色々な例えで伝えてくれます。


現代社会のあちらこちらで起こっている実情です。

8050問題にも該当します。


勉学において、

「頭がいい」

「デキル子」

を崇拝し、

評価してはラベリングをし、

子どもを安心させていたのかもしれません。

子どもですから当時は嬉しかっただろうと思います。


けれど、

それは不変ではありません。


子どもだから気づけなかったのだろうと思います。

思い込みが問題になるとは、

大人も知らなかったのだろうと思います。


壁や転機をきっかけに、

周りの大人に何かとラベリングをしてもらって、

安心していた依存パターンから卒業しましょう!(^^)!


今度こそ独立して自尊感情を持ち、

人の心理を学んでいけば、

今までとは違った自分を選び取っていけるようになります。


この世は白と黒の世界ではありません。

あなたの生きる場所が黒だと思っているなら、

それはあなたの頭の中だけの空想です。


アイデンティティーの再体制化は、

自尊感情と共に、

白と黒の世界を払拭して、

色鮮やかな大きな世界を見せてくれるものです。








湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
☆電話カウンセリング専用ダイヤル開設 0467-**-**** 受付START☆
メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応可
ラブアディクション専用電話心理カウンセリングSTART(非会員様受付可)
https://www.ryohanamizuki.com/
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中
https://www.ryohanamizuki.com/blank-2