ヨガの教えでは、
禁戒(ヤマ)
・暴力を振るわない
・嘘をつかない
・盗まない
・性欲に溺れない
・執着しない
勧戒(ニヤマ)
・清浄する
・足るを知る
・鍛錬する
・教えを誠実に学習する
・感謝する
ちなみに仏教では、
・不殺生
・不偸盗
・不邪淫
・不妄語
・不飲酒
ですね。
二つは似てますね。
ヨガスートラとして伝記される前に、
お釈迦様の初期の仏教がインド全土で広まっていますから、
仏教の教えをヒンドゥー教が取り込んでいると考えるほうが自然。
初期の仏教は、
釈迦という一人の人間が実際にやって説いた行為主義ですから、
積極的に行為を洗う教えを活用するほうが進みます。
こういうことを書くと、
勘違いされやすいのではっきり書きますが、
わたしは宗教家ではありませんw
心の内面に響く言葉が子どもの頃から好きだっただけ。
人の心を学びたければ、
生身の人間で学ぶのが基本というところも好きだった。
やってみればわかるという言葉に惹かれて、
やってきただけ。
好きなことが大切なことに変わって、
学問が進んでサロンになるまでになりました。
だから宗教家ではございません。
では、本題。
大人解釈でご紹介しましょう。
≪暴力を振るわない≫
殴る蹴るではなくて、自己成長を伴っていない行為は暴力です。
ブログでもご紹介しましたが、感情を暴走させているのも暴力です。
肉体的(暴食も含む)だけでなく、
心理的、精神的、社会的、経済的な面での暴力が該当です。
モラハラもこれに値します。
≪嘘をつかない≫
正直になるってことですね。
体裁と本音を分けることは、社会生活を過ごしやすくする面がありますが、
実は人格未統合をつくる要素です。
二面性、偽りの自己・本当の自己の見分けがわからない、
現実と非現実の逆転に気づいてない、
疑似成長、誇大自己などがそれに該当します。
≪盗まない≫
金品・物品を盗むではありません。
他人の力の搾取(依存・共依存)に注意をよく払ってください。
時間を有効に使えないことも該当です。
人生の時間は限られてますので、タイムサイクルの見直しが必要です。
≪性欲に溺れない≫
性生活の意味だけに捉えがちですが、
性格・性分から生まれる欲望に振り回されないと考えるほうが大人です。
分別なければ、何もかもがおかしくなるものですから。
≪執着しない≫
心の苦しみは執着に始まります。
我想に囚われ、欲望にしがみつき、
けして手放そうとしない状態に意識を配ります。
よく観察すると、
自分のつくった欲望が失望を生み、失望の繰り返しの果てに絶望を招きます。
そうした心の仕組みを深く細かく分析し、外しなさいという教えです。