2023年2月4日土曜日

ヨガ行法的注意事項・心の支えに活用しましょう②

 



次、勧戒のご紹介です。

積極的に取り組もうねというもの。


≪清浄・感情と争わない≫

人間は感情脳を持ってます。

知覚器官から入ってきた情報に対し、

自動的に快不快を判断するため、どうしても感情の揺らぎが起こります。

その感情に囚われ溺れないようにします。


奴隷にならないという感じ。

感情の揺らぎに気づき、それを深呼吸をしながら様子を見ます。

一旦停止優しさづくりのトレーニングですね。

落ち着いて状況を受け止められるようにします。


≪足るを知る≫

「満足する」とも解釈されますね。

感情が落ち着くと、

内面を観察・分析できるようになります。

ほとんどの場合、

感情の揺らぎは、

安全を侵害された、満たされてない恐怖から起こるものです。

渇望を落ち着かせるトレーニングです。

また、

自分がどのように事象を受け取っていて、

どんな欲望を持ったのか洞察するトレーニングでもあります。


≪鍛錬する≫

洞察すると我想(エゴイズム)の詳細が掴めます。

ここで、意味づけ(ことば)から改変を試みます。

思考改善トレーニングです。

①言葉を変える

②言葉が変わると考え方が変わってくる

③思考が変わるので行動も変わってくる

トレーニングの肝心要。

良い状態になるまで何度でもやり直し、つなげ直します。

良い状態に上書きされて体得となります。


・実例

グラスに半分飲み物が入っているのを目にします。

A、半分しかない(渇望感から、欲求が起こり、行動に出ます)

⇓改変

B,半分もある(満足度があるため、衝動的になりにくい)


≪教えを誠実に学習する≫

自己流というものも確かにあります。

ただしそれだけでは足りません。

大道には、いつだって共通する教えがありますから。

自分だけでなく、

他人にも等しく役に立つ教えを活用することです。


≪感謝する≫

全てのものに感謝する。

これは簡単なようで難しい。

人生で起こる体験は差別ではありません。

この世に生まれる体験は、

『人』を深く知り、『人』をじっくり体験するためにあります。


現象・事象をどのように受け止めるかで、

ものの観方は随分と変わります。

生きるチャンス・人間の能力を最大に活かすために、

嫌なこと、楽しいこと、憂うこと、嬉しいことを平等に受け取って、

自己成長の題材として、

感謝して受け取りましょうというトレーニングです。


苦しみは、生きていれば避けがたい体験です。

ただし、その現象・事象はきっかけです。

きっかけをどのように受け止めるかによって、

苦にも楽にもなります。

観方・受け取めて方が勘どころです。


実際にやってみればわかりますが、

苦痛の体験が意味づけ一つで形を変え、

トライアルのなかで自分の変化と成長を実感したとき、

大きな喜びが起こります。


大人のヨガは、個人の精神性を最大に伸ばすトレーニングです。

あなただけしか歩めない道を、

いまだって歩んでいます。

苦しみの経験だって、あなたを押し上げるためにあるだけ。

ぜひ’大人のヨガ’を活用してみてください。



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