次、勧戒のご紹介です。
積極的に取り組もうねというもの。
≪清浄・感情と争わない≫
人間は感情脳を持ってます。
知覚器官から入ってきた情報に対し、
自動的に快不快を判断するため、どうしても感情の揺らぎが起こります。
その感情に囚われ溺れないようにします。
奴隷にならないという感じ。
感情の揺らぎに気づき、それを深呼吸をしながら様子を見ます。
一旦停止と優しさづくりのトレーニングですね。
落ち着いて状況を受け止められるようにします。
≪足るを知る≫
「満足する」とも解釈されますね。
感情が落ち着くと、
内面を観察・分析できるようになります。
ほとんどの場合、
感情の揺らぎは、
安全を侵害された、満たされてない恐怖から起こるものです。
渇望を落ち着かせるトレーニングです。
また、
自分がどのように事象を受け取っていて、
どんな欲望を持ったのか洞察するトレーニングでもあります。
≪鍛錬する≫
洞察すると我想(エゴイズム)の詳細が掴めます。
ここで、意味づけ(ことば)から改変を試みます。
思考改善トレーニングです。
①言葉を変える
②言葉が変わると考え方が変わってくる
③思考が変わるので行動も変わってくる
トレーニングの肝心要。
良い状態になるまで何度でもやり直し、つなげ直します。
良い状態に上書きされて体得となります。
・実例
グラスに半分飲み物が入っているのを目にします。
A、半分しかない(渇望感から、欲求が起こり、行動に出ます)
⇓改変
B,半分もある(満足度があるため、衝動的になりにくい)
≪教えを誠実に学習する≫
自己流というものも確かにあります。
ただしそれだけでは足りません。
大道には、いつだって共通する教えがありますから。
自分だけでなく、
他人にも等しく役に立つ教えを活用することです。
≪感謝する≫
全てのものに感謝する。
これは簡単なようで難しい。
人生で起こる体験は差別ではありません。
この世に生まれる体験は、
『人』を深く知り、『人』をじっくり体験するためにあります。
現象・事象をどのように受け止めるかで、
ものの観方は随分と変わります。
生きるチャンス・人間の能力を最大に活かすために、
嫌なこと、楽しいこと、憂うこと、嬉しいことを平等に受け取って、
自己成長の題材として、
感謝して受け取りましょうというトレーニングです。
苦しみは、生きていれば避けがたい体験です。
ただし、その現象・事象はきっかけです。
きっかけをどのように受け止めるかによって、
苦にも楽にもなります。
観方・受け取めて方が勘どころです。
実際にやってみればわかりますが、
苦痛の体験が意味づけ一つで形を変え、
トライアルのなかで自分の変化と成長を実感したとき、
大きな喜びが起こります。
大人のヨガは、個人の精神性を最大に伸ばすトレーニングです。
あなただけしか歩めない道を、
いまだって歩んでいます。
苦しみの経験だって、あなたを押し上げるためにあるだけ。
ぜひ’大人のヨガ’を活用してみてください。