2023年2月23日木曜日

物事を見誤るので執着が生まれます

 

昨日の続き。


親御さんにお聞きします。

思い通りや想定通りなどは脇に置き、

子どもの『存在』を大切に思う行為をしてきましたか?


’大切に思う’とは、

『存在』を大切に思うってこと。


欠けているところや、

良くないところばかりに目を向けて、

『そこを変えれば尊いのよ』と教えるものではありません。


生きづらさを抱えた人が、

親から与えられていた行為は、以下のような矛盾した行為です。


愛しているわよ(といいながら)でもそれじゃダメ

可愛いわよ(といいながら)でもうるさいからこっちに来ないで。

大好きよ(といいながら)でも忙しいから今はやめて。

勉強しなさいね(といいながら)でも親に聞かないで持ってこないで。

勉強頑張ってね(といいながら)でも家の用事もやってもらわないと困るのよ。

学校頑張ってね(といいながら)、でももめごとはこっちに持ってこないで。

好きなことをやっていいのよ(といいながら)、それよりこっちのほうがいいわよ。

というような類のもの。


大切に思っているのは親の要求のほうで、

つねに親の要求に焦点が必ず当たってます。

これが『執着』の姿です。

けして、子を愛する(大切に思う)ではありません。


親御さん自身もアダルトチルドレンで、

愛(大切に思う)がわからない状態で育児をしてるので、

歓びがわからず上記のような対応になります。


誤解のなか子ども側は、

親の姿を見て「別のもの」を習得します。


・強い者の存在を認めること

・他人に介入してもらってを満たすこと

・怒りや不機嫌を持ち出してでも満たすこと

・外部の人には内緒、いいところを見せたほうが良いこと

・弱い者は、介入して初めてその存在が認められること

・それで世の中はうまく廻っていること

・優劣が人生の幸不幸を決めること


そのメッセージから、

・相手の目に適う姿になってないから捨てられる

という尺度を習い、自尊心の欠如に至ります。


要約すると、

大切にされる経験がないため、

大切にするがわからないという現象が起こり、

自分の欲望を叶えるほうが執着のほうが大切になります。


ややこしいことを色々と説明しておりますが、

意識しながらトレーニングすれば、

’大切に思う’を出来るようになります。



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