次に行きます。
支配欲と取引になっていく理論を明かしますね。
支配欲と一緒に働いているのが『他責』です。
自分の献身的な行為(ネガティブな支配欲)に対し、
他者が反論したり、
嫌気がさすような反応をすると、
かならず相手が問題であるという状況に理論づけます。
自分は悪くない(否認)、
悪いのは相手だ(他責)。
過去の言動をよく思い出してください。
では、
なぜそこまでして自己の行為に目を向けず、
否認に至るのでしょうか?
(ここ大事ですよね)
①自己愛の欠如による
過去ずっと大切に扱われない自分が、
大切な存在として扱われるには、
悪いところは一つもあってはならないと心理作用が働いている
②自我理想への固執
等身大の自分の把握より、
本当は、
こうであるはずだ(幻想化した自分)に強く執着しているため。
このふたつは条件反射のように動くので、
自分の非をすぐ外に追い出そうとします。
もうひとつ、忘れてならないもの。
③不健全な軽蔑視による罪悪感や自己卑小が起こる
瞬間的な委縮。
あの人は、これぐらいの献身では気にくわないのだ。
だから敵を味方にするには、
わたしは、もっと相手好みを演じなければならないと思って、
ますます自己犠牲的見返り型献身に身を投じていきます。
それは、
周りが見たらどう見てもおかしいほどの忠実さです。
この対応には続きがあります。
相手のあの行為(環境)があるから、
わたしは本当の気持ちを言えない。
相手がそう望むから、
自分はこうせざるを得ないんだという理論に着地するところ。
嫌われたくないと思う人ほど『言えない』がよく出てきます。
これは換言すると、
『あの状況(他責)がなければ、わたしは言った』と訴えたいところ。
やはり、あくまでも相手が問題に着地してます。
共依存の世界観では、
どうあっても自分は正当であると強調し、
訴えなければならないのですね。
自己犠牲的献身という姿をしたうえで、
それに見合ったものを、
あなたはかならず返してねという内容が含まれています。
一番の敵は、
人間ではなく、
病理そのものです。
自動的に使っている病理を相手取って闘うことが、
本当の価値であり、
トレーニングだとわたしは思っています。
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