家庭でも、職場でも、学校でも、
恋愛でも、結婚生活でも、子育てでも、
妄想計画は使われます。
そして、
そうならないと嫉妬や憤怒に襲われ、
更なる独占欲に駆られて動きます。
絶望感を経験するに至るまで拘ってしまったケースもあります。
該当しますか?
一番そうなりやすいケースは、
恋愛でしょうね。
人への執着が異常レベルにまで高まってしまう理由は、
いくつか考えられます。
子どもの頃から、
自分の願いに対して抑圧傾向になっていることと、
自我理想が崩されずに持ち越されてしまっていることです。
自我理想の崩しは、
友だち・親友づくりでまず経験します。
友達探しとは、
いったん理想の人と想えるタイプを外に探し、
その人が自分に応えてくれることで、
「自分はこんなにも素晴らしい人なんだ」と自我を把握するため。
人探しをしているようにで、じつは自分探しをしている段階です。
そして、
その友だちや親友の間柄で、
『こんな人とは思わなかったわ』という経験をしたことはありませんか?
あれは、
幻想が敗れたことに腹を立てているのです。
この経験は、
自分の姿をもう一度よく視るチャンスを与えてくれてます。
アイデンティティー形成にとても重要です。
理想化されている自分を、現実へと引き戻してくれているのです。
もしもこの経験が無かったらどうなるのか?
経験を活かせなかったらどうなるのか?
幻想の自分(=自我理想=めちゃくちゃ盛ってる自分)を、
ずっと持ち越すようになります。
理想の自分と理想の相手のカップリングに、
恋い焦がれた妄想状態が外せません。
思春期の心理発達課題は、
・自我理想をひとつひとつ諦めていくという課題
・本当の姿を見て受け入れる課題
・自分にも他者にも、沢山の側面があるということを認める課題
と、結構大事な課題が入ってます。
自分が気に入らないところでも、
まぁしょうがないかと自分として受け入れること。
そして、
そこから立ち上がるという純粋な乗り越え体験が必要です。
こうして不完全も、
酸いも甘いも、
善も悪も、
得手不得手の両面を受け取って統合し、
生身の自分を見れるようになります。
異常な執着は、
こうした心理発達課題を乗り越えてきていないためです。
共依存の病理がある心理状態は、以下のようなものです。
・生身の姿のほうが受け入れがたい
・理想(幻想なんだけど)のほうが自分にピッタリ合っていると思っている
・そうでない状態は否認するほうが安全である(失敗や失態は許せない)
今ブログを読んでショックを受けている人は、
カルチャーショックと思ってください。
ただ知らなかっただけ。
その情報に触れるチャンスが今までたまたまなかっただけです。
今、新しい文化を受け入れていくプロセスは、
心理発達課題を実践することそのものになりますから、
ぜひ心機一転を目指してみてください。
☆湘南茅ケ崎Salon Hanamizukiホームページ☆