昨日の続き。
他人のなかに、自己の存在価値を見出そうとする。
それが共依存の病理です。
例で解説すると、
BさんのなかにAさんの存在が、
どれほど重要人物として占めているのか!?
それがAさんの知りたいところなのです。
・ちょっと話しただけでわかってもらえる
・言わなくても把握してもらえる
・他人が自分のために動いてくれる
・快適な世界を提供されなければならない
というように、
他人のなかで自分がどれほど影響力のある人間か、
そこを気に人と関わっています。
自分が中心に据え置かれているかが、
心の中では非常に気になっているわけです。
ここが深層心理。
本当の欲求です。
ゆえに確信がとれないとき、
自分で自分をヨシと出来ない理由に、
他者をやり玉に挙げてしまうのです。
ちょっとびっくりぽんですかね。
ビックリしたなら改変の可能性は十分あります。
頭ではそんなことを望んでいるとは思わないはずです。
でも、心の中はこの世界です。
心というものはよく観ないと、
頭では意識できないところで、
その人を生涯振り回すシステムを使ってしまうのです。
否認の癖があれば、
今回の内容はより一層わかりずづらく、
自分の心の世界として受け取りにくいと思います。
これを、
歪んだ自己愛といいます。
自己を中心に考えてしまう自己愛。
I am OK. You are not OK.の本当の姿です。
ナルシシストやエゴイストに人を変えてしまうちから。
けしていいものではありません。
持っても辛いだけです。
ナルシシストやエゴイストは、
心理成長過程の途中で自我理想像に執着し、
行きついてしまうものなのですね。
本人にその気がなくとも、
心の中がコレという現象が起こってしまいます。
先日、
ある学者さんのお話しのなかで、
非常に心に響いたことばがあります。
『教えや情報に出会うのは偶然だが、
それを忘れずに活用するかどうかは、
本人の自覚次第だ』と。
気づくことから始まって、
それはよくないことだとはっきり念頭に置きながら、
忘れずに人前に立って行為に及ぶことで、
わたしたちは過ちを乗り越えて成長できます。
カウンセリングは、
過去を引きづるためではなく、
過去を未来で活かすためにするものですから、
ぜひ、迷ったり困ったときは活用してください。
トレーニングは何のためにやるのか?
それは、
自己救済、自己成長のため。
その人が苦痛から解かれ幸せになるためです。
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