心理発達段階に満たない人は、
①気持ちを受け取ってもらうこと
②そこから生まれた要求は叶えなければならない
ふたつを切り離して考えられないままです。
これには、
幼児期の怒りの扱い方の未学習が影響しています。
心理発達論のところでお話ししましたが、
怒りや負の感情は、
その人の生理的感情であって、
欲求不満を知らせる自己表現の一部です。
その感情がどのような状況で現れたのかを、
他者を通して明確にし、
出し方(感情強弱の加減)や、
内容によっては、
要求が叶ったり叶わなかったりの差ががあることも経験する、
とても大事な学習とご紹介しました。
学習をしてきた人にとっては、
気持ちだけは受け取れるけれど、
申し訳ないが、
たとえ愛する人でも我が子でも、
すべての期待や要求を叶えてあげられるわけでないと、
主張するのはふつうなことです。
ところが、
未学習の人は、
「気持ちを出す=要求全部を叶えなければならない」
と考えていて、
出されると恐怖に感じるのです。
だから、途端に拒否します。
やってもらったことがないからわからない。
知らない。
だからやってあげられない。
という現象です。
あなたの親御さんもそうでありませんでしたか?
未学習のまま大人になると、
他人に対してはいつも、
『こうしなさい(支配欲)』&『感情・要求を出すのは疎ましいだけ(他責)』
となり、
自分も誰かにそれをされると、
『こうするしかない(ならばうまくいく逆支配欲)』
『言い分を聞きいれれば、こちらの要求を飲んでもらえるはずだ。
しかし、そうでなければ許さない(他責)』
となります。
これ、不思議ではありませんか?
自ら率先して自分を犠牲にし相手に尽くしているのに、
自分が中心に必ず据え置かれるような意識になります。
わたしたちの心の中を開いてみると、
非常にややこしい理論づけを抱えていたりするものです。
ぜひ、今日のブログをヒントに、
聞く耳を持つ、
気持ちだけでも受け取るチャレンジしてみませんか?
見直しをしてみてください。
あなたもいつか、
『気持ちだけでも受け取ってくれてありがとうッ!』と、
簡単にいえるような人になろうね♪
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