2023年6月1日木曜日

心理カウンセラーに癒着することも起きやすい

 


今日の内容も、

お話ししておかないといけないケースだと思っています。


この人とこういう関係になりたい。

これも支配欲の現れのひとつと知ってください。


愛着飢餓の問題をもっているから、

癒着行動に出てしまうケースはとてもデリケートな問題です。


無意識的、自動的な行動ですからね。


共依存に陥りやすい環境というものがありまして、

ぜひ皆様ご参考にしてください。


例えば、

医者と患者、

看護、

介護、

先生と生徒、

上司と部下、

引率者と参加者、

相談員とその相談者、

保育士と保護者、

そして、

心理カウンセラーと相談者、

などが挙げられます。


職業という領域を忘れて、

相手と、

知人・友人のような個人的な関わりを求めていくようになります。


公私関係なく関わろうとするこうした問題は、つねに瀬戸際です。


欠乏に晒されてきた心理が動機の場合、

わたしがこれほどあなたを必要として大切に思っているのだから、

同等のものを返して当然だという深層心理が働いています。


とくに相手が自分以上の何かを持っているとき、

自分の幻想を相手に投げ入れて、

強い関わりをつくりたいと願って行動してしまうのです。

(→ちょっと先取り。詳しくはもうちょっと待っててね)


幻想を相手に投げ入れている問題や、

妄想を前提としてつき動いていることに、

ご本人がまったく気がつかないことが起こります。


ご本人の認識は、

あくまでも善良で、良心的な振る舞いだという認識です。


しかし、

思った通りに関わってくれないと思えば、

悶々と憤り、

こういう関係ではなかったのかと、

しつこく確信を求めて、

関わりをエスカレートしていく事情になります。


癒着問題は、

よく視ると精神的発達の遅れをかならず伴った行動です。


では、その問題をどうするのか?


その状態を『題材』として二者間でハッキリ取り上げ、

課題にして行くのは誰か?


そう、癒着された側です。


心理カウンセラーは、

利用規約に沿って相手と関係し、

相談者のお話しに耳を傾けるのが仕事です。


癒着対象になることや、

ましてや、

相手の共依存をそのまま増幅させるような事態は、

避けなければいけません。


それを何よりも知っている職業です。


例えていうならば、

高速道路のパーキングエリアや道の駅を思い出してください。

ご利用者様も、

一時的な休息や休養、不足なものの充足、リフレッシュ目的にご利用なさるはずです。


もしもそこで、

ご利用者様が勝手な宿泊目的や常駐を望んでいたら、

それをかんたんに了承するのでしょうか?

違うはずです。


心理カウンセラーは癒着対象者ではありません。


悩み多きひとのなかにある愛情飢餓の問題に寄り沿い、

癒着行動があるなら、

それをハッキリ示し、

人との関係に必要なのは、

本来愛着(愛情関係)であって、

二つの違いを理解していけるように、

学びの協力をしてくれる人。

少なくとも、わたしはそう思ってサロンを運営しています。


心や体の問題を抱えたとき、

どこかに拠り所を探そうということは、

けして悪いことでも間違いでもありません。

むしろ、

持ったほうがいいから愛着という言葉がこの世に存在します。


ただ関わり方に学習が必要なんだということを忘れないで、

施設や人を活用して頂きたいと思います。




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