今日の内容も、
お話ししておかないといけないケースだと思っています。
この人とこういう関係になりたい。
これも支配欲の現れのひとつと知ってください。
愛着飢餓の問題をもっているから、
癒着行動に出てしまうケースはとてもデリケートな問題です。
無意識的、自動的な行動ですからね。
共依存に陥りやすい環境というものがありまして、
ぜひ皆様ご参考にしてください。
例えば、
医者と患者、
看護、
介護、
先生と生徒、
上司と部下、
引率者と参加者、
相談員とその相談者、
保育士と保護者、
そして、
心理カウンセラーと相談者、
などが挙げられます。
職業という領域を忘れて、
相手と、
知人・友人のような個人的な関わりを求めていくようになります。
公私関係なく関わろうとするこうした問題は、つねに瀬戸際です。
欠乏に晒されてきた心理が動機の場合、
わたしがこれほどあなたを必要として大切に思っているのだから、
同等のものを返して当然だという深層心理が働いています。
とくに相手が自分以上の何かを持っているとき、
自分の幻想を相手に投げ入れて、
強い関わりをつくりたいと願って行動してしまうのです。
(→ちょっと先取り。詳しくはもうちょっと待っててね)
幻想を相手に投げ入れている問題や、
妄想を前提としてつき動いていることに、
ご本人がまったく気がつかないことが起こります。
ご本人の認識は、
あくまでも善良で、良心的な振る舞いだという認識です。
しかし、
思った通りに関わってくれないと思えば、
悶々と憤り、
こういう関係ではなかったのかと、
しつこく確信を求めて、
関わりをエスカレートしていく事情になります。
癒着問題は、
よく視ると精神的発達の遅れをかならず伴った行動です。
では、その問題をどうするのか?
その状態を『題材』として二者間でハッキリ取り上げ、
課題にして行くのは誰か?
そう、癒着された側です。
心理カウンセラーは、
利用規約に沿って相手と関係し、
相談者のお話しに耳を傾けるのが仕事です。
癒着対象になることや、
ましてや、
相手の共依存をそのまま増幅させるような事態は、
避けなければいけません。
それを何よりも知っている職業です。
例えていうならば、
高速道路のパーキングエリアや道の駅を思い出してください。
ご利用者様も、
一時的な休息や休養、不足なものの充足、リフレッシュ目的にご利用なさるはずです。
もしもそこで、
ご利用者様が勝手な宿泊目的や常駐を望んでいたら、
それをかんたんに了承するのでしょうか?
違うはずです。
心理カウンセラーは癒着対象者ではありません。
悩み多きひとのなかにある愛情飢餓の問題に寄り沿い、
癒着行動があるなら、
それをハッキリ示し、
人との関係に必要なのは、
本来愛着(愛情関係)であって、
二つの違いを理解していけるように、
学びの協力をしてくれる人。
少なくとも、わたしはそう思ってサロンを運営しています。
心や体の問題を抱えたとき、
どこかに拠り所を探そうということは、
けして悪いことでも間違いでもありません。
むしろ、
持ったほうがいいから愛着という言葉がこの世に存在します。
ただ関わり方に学習が必要なんだということを忘れないで、
施設や人を活用して頂きたいと思います。
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