2023年6月12日月曜日

傷ついたと嘆く人は よくよく自分の心の中と向き合ってみよう

 

人間の心理作用は、

本人の意識を越えたところで結びつくことがたくさんあります。

だから、本能にまかせっきりにしないことですね。


心の中を開いて、

心的作用を表に引きずり出し、

そして自制する。

自己救済です。


たとえ悪気はなくとも、

無意識であっても、

自分には何もないと欠乏感を持っている人ほど、

こうあって欲しいと、

人に期待を寄せているものです。


つまり、

欠乏感があるほど傷つきやすい。


代わって何が欲しいかというと、

ちやほやあやしてくれる人が欲しくなります。

厭かもしれませんが自然な心理です。


ほぼ反射的だと思います。


人間は、

自分ばかりを見ているとき、

相手をどれだけ傷ついているかまで、

気がまわらないものです。


だからこそ、

誰かに心のうちを聞いてもらって心が軽くなったら、

自分の立場だけに拘らず、

物事の全体を見渡す時間を持つ必要があります。


問題があれどありのままを受け止めてもらいながら、

誰かと改めて一緒に自分を見る目線が生まれたとき、

傷つきさえも、

自らの気づきと力で乗り越えていけます。


だから、

黙って処理をしようとせずチャンスを作ってあげてくださいね。


今日は、

他責の習慣で代表的なケースをご紹介します。


思いがけなくではあったけれど事務処理を間違え、

相手に迷惑がかかって怒らせてしまい、

その行為に対して、

相手がどれだけ傷ついたか、

事情が滞ったかについては気にも留めず、

不穏になった自分自身にばかり目が向いて、

どうして許してくれないのかとかと、

悶々と昼夜を過ごしたという内容は数知れないです。


この事情をほかの誰かに説明して、

『しょうがないよ、あなたは悪くないよ』と言われたがって、

あちこちに話しまわるような振る舞いをしていたといいます。


自分の立場ばかりを考えていて、

心からの謝罪と問題の責任の所在については、

まったく手がかからなかったというケースは、

共依存の症状を持つ人の特徴です。


体験者の多くは、

自己反省という意味も、

実はよくわかっていなかったんだという結論に着地します。


回復した人に共通するところは、

カウンセリング(傾聴してくれる)と、

話の内容からコーチング(是正に真っ直ぐつき合ってくれる)を担ってくれる人と、

じっくり時間を使って関わりを持ったことです。


共依存の病理は、

ただ傾聴してくれるだけでは、

世界観が是正されない場合がとても多いです。

(それぐらい自動的、本能的にまでなってます)


コーチのヒントやアドバイスを持って、

腰を据えて自らマウンドに立ち、

実践で繰り返し行動していかないと、

アクションが上書きされません。


ありがちなミステイクは、

コーチと話しただけで、

もう出来ると思う空想に邪魔されることですね。


もっと身近にカウンセリングルームを活用しましょう。


出来事に後悔も軽蔑もいりません。

体験は、けして無駄なものはひとつもありませんから。


カウンセリングは、

過去を引きずるためではなく、

過去を未来で活かすためにするものです!(^^)!

ぜひ、ご利用くださいね。




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