2024年10月8日火曜日

ケース⑩・○○でなければいけないという強迫観念が突き動かしている

 心のメモ帳にようこそ。

このブログが皆様のお役に立てますように。  



ケース⑩・・・これも代表的なケースです


自己愛の欠如、自尊心の欠如によって、

いつも自分の高みに置いていかなければいけないと思うようになります。


ご本人を突き動かしているのは、

漠然とした『いいイメージ』です。


その高みとは、

社会生活の場では他者が「素晴らしい」という人材に、

家庭生活の場では家族が「素敵」という人材にならなければいけないと思ってます。


理想の自我像が陣取っていて、

それを基準にどうしても振舞っていきます。


強迫性が絡んでますから、

小さな間違いもずれも気になります。


その反動で、

小さなずれへの指摘(特に他者によるもの)に対し、

異常なまでの落ち込みが起こり自己卑小を発症します。


高みを目指していればいるほど、

執着していればいるほど、

その反動の大きさは計り知れません。


家族もさながら、社会生活に出向くことも怖くなります。


その恐怖心が持続した自己卑小になり、

何かと消極的になっていきます。


救いはただ一つ、他者からの「賞賛」「高評価」です。


この問題の難しいところは、

強く迫る癖が物事を肥大した状態に感じさせてしまうところ。


現状よりも、

ご本人だけが物事を大きく受け取ってしまうところです。


良くなるまでやめない、

完璧になるまでやめない、

高評価を受けるまでやめない、

レベルマックス狙い。

でも、実はやめたい。という葛藤がとても強く、

「やらなければ」と「やめたい」の間で両価性が起こります。


自分でコントロールが難しくなっていくため、

他者が介入しないでは収まらない事情になっていきます。


身体症状や、

不安を薄れさせる嗜癖を必ず伴って過ごしています。


さて、あなたならどんなアドバイスや声掛けをしますか?


人に対してやってあげることを、

自分にやってあげることがトレーニングです。


自分にやってあげないとか、

無意味だと感じてしまうなら、

それこそが「自己愛の欠如と自尊心の欠如」が絡んだ証です。


アドバイスや声掛けをはねのけてしまうのは、

このシリーズ(8/30)で最初にお話しした心理作用が関わっているからです。


と、まとめてみました。


けっこうね、

日常的に入り込んでいるので他人事でないんですね。


わたしたち人間は、誰もが『わたし(エゴ)』を持ってます。

その『わたし』を守ろうと必死に知恵を働かせていきます。


それがだんだん自分のなかで優勢になり、

アイデンティティーとなっていき、

そのアイデンティティーによって今度は縛られるわけです。


苦しみは、

自分の選択肢の連続といっても過言ではありません。


それならば、

癖を相手取って選択肢を変更し、

打ち勝っていければ克服できるものがたくさんあるはずです。



・・・ヨガ的なものの見方・・・

心と頭は、馬と騎手の関係にそっくり。

信頼関係をつくるには時間が必要です。





☆湘南茅ケ崎Salon Hanamizukiホームページ☆

アーユルヴェーダマッサージと木製スチームバス発汗療法の体験
お問い合わせ・ご予約はこちら↓
https://www.ryohanamizuki.com/

☆オンラインであなたのプライベートタイムが広がります☆
・Skype・
心理カウンセリングやプライベートヨガで彩のある生活を実現しませんか?
90分6000円で承っております。
個人アカウントが必要です。

☆肩や首コリの解消、腰の痛みにリラクゼーション整体承ります☆

アーユルヴェティックライフブログは不定期更新中☆