心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
昨日の補足です。
たまたまある人と会ってお話が弾んで、
その際のお話しをご紹介します。
自己啓発という言葉を皆さまはご存じかと思います。
自己啓発のセミナーにお金を払って参加しても、
全然身につかないというケースがその方の身近にあるらしく、
その疑問をわたしに聞いてきたというシチュエーション。
このようなケースは巷で結構あるはずです。
カウンセラーとして感じることをお話しさせていただきますね。
その人のアイデンティティー形成が影響していると思います。
現状打破を狙って何かに挑もうとしたとき、
セミナー等である程度やり方を把握し、
それを実行してうまくいく人といかない人が出てきます。
初回の手ごたえはビギナーズラックという言葉がぴったりかもしれません。
ただ、その後が本当の課題です。
次なる高みへと向かっていく際にいつもうまくいくとは限りません。
上手くいかない場合に出くわしても、
自分を支えるバックアップ機能が心で働いていれば進んでいけます。
こちらはある程度のアイデンティティー形成が行われているケースです。
しかし、バックアップ機能が心に備わっていないと、
一歩を踏み出すそのものを躊躇したり、
「前回はうまくいったのに…」とそれ以外の案が思い浮かばずしり込みしたり、
他責に至っている場合はよくあるものです。
こちらはアイデンティティー形成問題と愛着問題がベースにあると思われます。
勇気をもって取り組めない、
失敗を恐れて安心して取り組めない等の問題は、
アイデンティティー形成の根幹に問題があります。
例えていうなら、
土台がぐらついているところに、
何かを立たたせようとするのは無理な話です。
愛着問題は心理発達課題の基礎たるものですから、
先にカウンセリングをして、
どの辺りで課題が乗り越えられていないかを把握する必要があります。
親子間で行われなかった体験や、
認知の問題等がその場で明かされ、
ずっと正攻法だと思っていた行為自体が苦しみの根源だったと、
心の奥底から理解するほうが先決です。
本来通るべきだった道筋を心理発達課題を参考に積み上げ直し、
自分のアイデンティティー形成にある程度の実感を持ってセミナーを活用するほうが、
俄然いろいろな方向性が見えてくるはずです。
説明を終えたところで、
つまり手順を間違えると活用し損ねるというお話に至りました。
わたしたちの人生は、他者に流されていいものではありません。
また本心を誰にも明かさずに押しとどめ、無理に進めていいものでもありません。
ときに人との共有も実在し、
自分で舵を取っている手ごたえをもって暮らしていくことに、
人生の喜びや楽しさがあるのではないでしょうか?
カウンセリングは自分が抱えている苦しみを終わらせ、
明るい未来に向かう始まりの場です。
知らせずにいたこと、知らなかったことを、
他者と一緒に共有していく体験でもあります。
誇大自己であれ自己卑小であれ、
問題を感じたなら真摯に向き合って探求し、
自分を理解して丁寧にゆっくり進むこと。
そこに生きづらさを終わらせる鍵があると思います。
日本では、
海外のようにカフェに立ち寄るようにカウンセリングを活用する文化が進んでません。
身近な人では、
大切な人たちだからこそ明かせない・知らせないという思いもあるだろうと思います。
そんなときに生活圏から離れた場所でお話をし、
心のなかを軽くする術を知ってください。
そして忘れないでいただきたいのは、
あなたの体験記がのちに誰かを救う大事なケースになっているということを。
わたしたちカウンセラーは、一人一人から学ばせていただいてます。
明るく楽しい生活づくりのために、
人生の彩の一つとしてカウンセリングをお役立てください。
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