すべて無秩序に混在するのが混乱型です。
虐待を受けた子どもたちの8割に見られると言われています。
注目は、
心理的虐待を受け続けた場合も、混乱型になることです。
特徴的な子どもの頃の行動は、
親の不機嫌な顔や怒られるかもしれないと感じた場合、
逃げます。隠れます。執拗に怯えます。
これは反射的に、虐待を受けた子どもたちがする行動です。
逃げて隠れたところまで親が追いかけていき、
厳しい詰責詰問の末、過剰なせっかんをされた経験を持ってます。
小さなうちは、なぜそのようなことになるのか理解が出来ません。
この行為、
教育熱心な家庭で良く起きている行為でもあります。
子どもが、誰も味方が居ない恐怖を味わっています。
ずっと大人になるまで心の中のしこりとして残ってます。
安定型の人の元で、ゆっくりと回復をしても、
わずかなストレスで過去に回想し、混乱に陥ることも。
愛着の再形成を、何度もすることになります。
愛情不足が多ければ多いほど、回復は容易ではありません。
満たされなかった子ども時代の想いを満たすために、
多くの時間と犠牲を払うことになってます。
やり残しを取り戻すように再現ゲームをし、
子どものような振る舞いを繰り返し、
葛藤と疑問を自覚して、
やっと愛着の問題に気づけるようになるのだろうと思うのです。
けして一直線上の回復はありません。
らせん階段のようにゆっくりと、
行ったり来たりしながら、何年もかけて成長していきます。
そうやって時間をかけて、
味方が居なかった心の寂しさと傷を、回復していくことになるのが混乱型です。
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