2017年8月3日木曜日

否定的な認知も特性と知って回復させる



回避型の人が、不意に口にする言葉を上げますね。

「自分って駄目なんですよね」

「やってもいつも駄目なんですよ」

「なにやっても続かないんですよ」

「できないんです」

「どうせむりなんです」

「ダメな子、悪い子って言われてた」


そこで、切り替えします。

なんで!?

と、お聞きすると、

やっと話を聞いてくれる人が居たとして、説明してくれる人と、

黙ってしまう人がいます。

説明してくれる人は、事情を誰かと共有したかった想いが残っていた人です。(←恐れ・回避型)

黙ってしまう人は、言っても無駄だと思って回避しかけている人です。(←回避型)


そこで、黙ってしまいがちな人へは、

「こういうことかしら!?」と、提示してみるんです。

「違ったら教えて!?」とかプラスします。

人によっては、

「違う」だけのことも。これは、一歩前進したことになります。

言葉が上手く出てこない場合は、こちらが少しずつサポートです。

違うことをちゃんと本人が伝えてくれたことが、素晴らしいことなのです♡

そのうち「違う、こういう感じだよ。」と、本人が回避せず話してくれれば前進です。


いきなり蓋を開けない。こじ開けない。

色々なことが出来るようになるには、

時間をかけないとね。七転八倒して身につけていくものです。

コミュニケーションも同じ。

一言言ってくれるだけでも前進なんですね。


サポートする側は、

言いたくなるのを待つことが大事です。

そもそも回避型が作られた環境を掘り下げると、

急激な判断をいつもされていたり、

冷たい対応をされていたり、

相手の要望通りでないといけなかったりがとても多い。

「徐々に」が無かったために、

世の中の誰もがそのように対応するかもと、刷り込んでいる場合がほとんどです。

とてつもなく過敏な状態か、相手にしてなるモノかの二極化。


常々言っておりますが、

親が白黒(ゼロ百)思考の持ち主で、今すぐハッキリして貰わないと困る性格だったり、

「主役は自分(親)」の未熟な自己愛やパーソナリティだったり、

規範や管理が主体の強迫性パーソナリテイ傾向。

こんな感じの中で育っています。


だから回避型の人を相手にした場合は、

ちょっとしたポイントがあります。

普段の表情を「冷たい」「怒っているんでしょ」と責められたり、(←思い込み)

突然の拒否や、冷酷な態度に(←回避・攻撃行動)

びっくりするかもしれません。

多弁になって、口で負かして、絶対勝とうとすることも。

理論で感情をねじ伏せようとさえします。

回避型の特性だと思って受け止めることを、一度はやってみてください。


これは、

・感情交流がイヤ。(←感情が激化しやすいから)

・相手の感情をキャッチするのもイヤ。(←受容力がまだ乏しいから)

・自分の本心も感情もキャッチするのがイヤ。(←内省や熟考が苦手だから)

・自分を知られるのもイヤ。(←シャドウを知られるのは不都合、完全性でありたいから)

・自分を知るのもイヤ。(←シャドウがあると思いたくない、不完全性に嫌悪しているから)

などの否定的な認知があります。

特性です。

サポート側は「そういうことね」と、理解して受容してください。

免疫がつかないと、誰だって改善はなされませんでしょ。

だから、そっと応援すること忘れないでください。

毎回スタートな感じ。

行ったり来たりを繰り返してくと、回避型も免疫がつきます。

特急より各駅停車で、一つ一つ吟味のほうが価値ありよ☆



避けない決断は、本人がするものです。

ご縁あってつながった人は、

受容して、そっと応援してね。

回避型から回復するきっかけになると思ってください。




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