2017年8月26日土曜日

親の都合と期待を押し付けられた子ども

今日は、ちと長めです。(悪しからず)

混乱型をさらに、分析すると、

統制型の「懲罰型」と「懐柔型」に分かれます。

反抗を繰り返し、「反抗挑戦性障害」にまで至ってしまうような場合もあります。

簡単に言ってしまうと、

子が親をコントロールしてしまう型です。

親の行動を、逆に自分の方で牛耳る型です。


一昔前は、虐待を受けていた子供が、なってしまうものと視られたそうです。

ところが最近は、

気分変調が著しく不安定な境界性パーソナリティ傾向であったり、

厳しい躾を繰り返す強迫性パーソナリテイ傾向であったり、

自己満足の為に、価値観を押し付けがちな自己愛性パーソナリテイ傾向の、

養育者の元で育った子どもに視られる傾向が判明してきています。

子どもの多動性の原因が、愛着の問題なのか、

それとも違うのか、見分けがとてもつきにくいものだということです。

共通することは、多動性で落ち着きがなく、

親御さんはとても手を焼いています。



養育者の都合や期待を押し付けられた子どもは、

家庭内で生きた心地がしないのです。

家庭環境が危険な場所となる。

人の多動性について見方を改め、

考え方を柔軟にしていく必要があります。


多動性は、大人になっても影響します。

この多動性が気分変調や躁鬱に関係している方が、少なくありません。

中年以降、この統制型を引きずる人の特徴は、

・自意識過剰

・他人の顔色に過剰に敏感である

・社会的評価や体裁を著しく気にする

・多趣味や用事に忙しく、ジッとする時間を作らない

・社会的人格と、家庭内の人格が著しく違う

・外部環境(パートナー、家族、仕事の進退問題)に、著しく振り回される

・ご機嫌と不機嫌が定期的に変換する

・利得と保身のために、必ず自分の意見を取り入れてもらおうとする

・利得と自己保身ために、他人を平気で利用し、感謝や反省は表向きだけ

・意見が否認された場合は、怒りの感情や態度の流出、口撃と理論攻め

などが見られます。

自分で自分を、コントロール出来なくなっています。

長くに囚われ続けた癖が、

自己愛性の問題に影を落とし、

他人を支配しておかないと、落ち着かない、

人生を未来まで支配しておかないと、落ち着かない。

自分の誇大化を見破られないように、

異常な警戒心と、保身のための欲求行動が止められていません。


外部環境に、もう頼らざる得ない状態にまで進行してます。

ちょっと辛口になりますが(スミマセン)、

好条件の時は、人が良く映るが、

悪条件下では、統制型の本性が現れるようになってます。

ご本人だけが、深刻な問題を解ってない。

家庭を持って独立した大人になっても、

外部には、良い親子関係であるかの如く演じてますし、

親元に戻ると、不安定な感情を抑圧して、

なんとかその場を凌いでます。


そこで、メッセージ。

子育て中の人は、原因になるモノを知っておいた方がイイと思います。

発端になりやすいものです。


統制型になった一例です。

学習面で、テストの点でひどく怒られたり、

成績が悪いと、体罰やさらなる学習の強要。

多すぎる習い事。

習い事も成績や評価が、いつもついて回って苦しい状態。

学歴や就職に拘っていたり、

親の夢や期待を、長期間に渡って負わせられていました。

世間体をとても気にする親に、育てられています。

いわゆる過干渉と、親子カプセル化による、

コントロールを受けています。


他には、

家庭内の態度が気に入らないだけでも、怒る。

食事中の態度など、しぐさ一つが気に入らないと文句や小言。

おやつや食事を取り上げられたり、

兄弟と差別をしたり、

「○○ちゃんは、悪い子」などの言葉を、

機会あるごとに、聞かされて生活をしていました。

友人や近所の同級生や知人と比較。

競争心を煽る。

これは居心地が悪いです。

子が、親の劣等感の八つ当たり場所となっていました。

弱いものが、さらに弱いものを罰するという、

人間ドミノ倒し、劣等感の刷り込みです。



両方ともに、

子どもの成育状態=親の成績

親の自己顕示欲と承認欲求の肩代わりを、子がさせられているってわけ。

どうぞ気をつけてくださいね(*^^)v

詳しいことが聞きたくなったら、

サロンでお待ちしております。

統制型は、親の隠れた欲求行動を、

知ってか知らずか、

自分の方でコントロールする必要があると、

思って作った型と言えます。



さて、自問自答してみてください。

「自分は○○にならないと愛されない。」

「相手の喜ぶ○○をすれば、気に入って貰えるはずだ。」

「○○になれば、きっと愛される」

と、考える癖はないか確認しましょう。

これは、条件を付けられて育った人の特徴的な思考癖です。


子どもの頃、怒られるたびに、

「自分はダメなんだ」

「これでは愛されないんだ」

などの、自己否定、自己卑下、罪悪感がありませんでしたか。

これらがあると、

まず「もっと、○○にならなければいけないんだ」と、

補償行為を繰り返してきてますよ。

貴方自身が「本来の自分を受け容れてはいけない」と、思っている状態です。

これらが心を蝕んで、統制型をいまだ引きずり、

静かなる復讐パターンが糸を引き、

対人関係が混乱していくる因になっているかもしれません。


当てはまるようなら、

統制型を、セルフケアしましょう。

共感してくれる友達や専門家がいるならその方と。

一人書面の中で、自分が自分に共感するでもいいですよ。

社会的地位が高い人ほど、他人に弱みを見せることを避けます。

その場合は、書面が心の聖域となってくれます。


本当は味方が欲しかったはずです。

胸の内を、聞いてくれる人が欲しかったはずです。

誤りは、したくてしたんじゃないという思いを、

一緒に共感してくれる人が、そばに居て欲しかったはずです。

こんな風に、改善したらいいかもよって、言ってもらえたら、

素直になれたよって言ってください。

これが大事なんです。

そこには、そのままの貴方がありますでしょ。


まるごと自己受容の訓練。

物事をまっすぐに観る「正見」の訓練。

そのセルフケアが「自己愛」の育成になり、

統制型を脱皮していくきっかけになります。

等身大の自分をとり戻す感覚の勉強です。

やってみてください。


これを沢山やらないと、

等身大の自分を肯定する力(=愛)が、まったく着きません。

愛情不足から起きている膨大な自己顕示欲と、

過剰な承認欲求を求めて、

外部に依存する行為をやめたかったら、やってください。

ミッションに成功した場合、手にするギフトボックスには、

安穏の心、過剰な欲求行動からの解放、精神年齢の向上が、

入ってます(*^^)v♪



※注意事項※

共感を求める行為を、

ダイレクトに親御さんに求めても、的外れな行為が返ってくる可能性が高いです。

自分の非を認めたがらないパーソナリテイ傾向の親の場合は、

特に注意をしてくださいね。





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