2017年10月13日金曜日

インナーチャイルドの発見になる

原初的なアニマ・アニムスの段階に留まらせ、

親子疑似体験の再現ゲームに突き落とし、

当事者をラブアディクションから解放してくれないものは、

なんでしょうか。

考えてみましょう。


愛着の形成が不十分になってしまった原因に、

愛情飢餓や愛情不足、

否認・拒否・見捨てられ体験が、

多く関わっていることを、

過去お伝えしてきました、覚えてますか!?


愛情飢餓や愛情不足を味わっていると、

潜在意識に「傷ついたインナーチャイルド」があります。

そのインナーチャイルドが、

いつまーでも、原初的なスタイルに留まらせるのよ。

(シャドウと考えてもいいですよ)


インナーチャイルドは、

隠し持っている「原初的アニマ・アニムス」への願望を、

パートナーに投げ入れて、

かつ否定的な感情とワンセットで、

「どうしてわかってくれないのっ!(-_-メ)」

と、ガンガン攻撃をしていくのよね~

思い当たりますか!?



では、男性のアニマ要素の肯定的な面の説明です。

赤子にとって母性は、

あらゆることを内包し、

一体化していく感覚。

惜しげなく愛情を与えてくれる感覚です。

感情の豊かさや温かさ、

並びに創造性を膨らますファンタジー要素が、

女性性エネルギーのアニマにはあるとされます。


もともと論理的思考型と言われる男性の脳。

男の子にとっては、とくに重要な要素。

おまけに偏桃体(危険装置の役目)が、

女の子より男の子のほうがちょっと大きいため、

母親との繋がりは、女の子以上に大切です。

自分に足らないものを母性に求めて、

なんとか精神的なバランスを取っているのですね。


そしてアニマはいずれ、

アニメのヒロインや芸能人、

年上の女性や魅力を伴った異性へと徐々に発展し、

母親離れをし始めます。


ところがアニマは、

すべてを内包するエロス的要素が強いため、

「否定的」なほうに働くと、

理性を狂わせていきます。


母親の期待を裏切り、

母親との疎外感を味わいながらも葛藤を越えて、

思春期へと向かっていければいいのですが、

母子カプセル化が強固で、

そこから分離する恐怖に振り回されると、

いつまでも母親の価値観の中に留まって、

隷従するほうを取ってしまうのよ。


例えていうなら、

母親に叱られておどおどしている男の子。

母親の顔色をいつも窺って、愛情を求めて縋る姿です。

恐怖の感情に呑みこまれて、判断が狂って自立できない方に思考が働く。

原初的なアニマの威力に屈する状態。

自立と一体化の狭間で、葛藤がとても強い。

結局は、二面性に発展するだけで、

内面が成長できてない。


母子カプセル化に屈した男の屈辱。

そんなインナーチャイルドが存在する。

その内なるくすぶりが、後でとんでもないことに発展していく。

モラハラの傾向がある男性の中には、

必ず「受動的な攻撃性」の癖があります。



さて女性のアニムスは、

男の子とはちょっと違って、

絶大な力を持った頼りがいのある異性と言う感じがスタート時です。

大きな背中に、大きな手。

そんな大きな力強さに従う感じ。

困ったときは助けてくれて、守ってくれる。

肉体的に筋肉隆々、時には悪党的らしい!?

原初は、肉体的な要素が前面に出ている男性像だと。

そこから徐々に、

アニメのヒーローやキャラクター、ファンタジーに登場する王子様へ。

意志が伴って、行動にはその人なりの信念が見え隠れする。

力関係からロゴス的要素を持った段階へと変化し、

父親離れを始めます。


感情の豊かさや温かさ、並びに創造性を膨らますファンタジー要素が、

発達している女性の脳。

アニムスの論理的に物事を組み立てる肯定的なロゴス的要素が、

必要となります。


ところがロゴス的要素が未発達で否定的な場合、

相手の暴力を「強さ」と勘違いしたり、

束縛と愛情を間違えたり、

または、物事をファンタジーチックに捉えてしまって、

現実曲解が起きやすいのね。

そのため、

問題の高圧的な態度に屈してしまう。

そんなインナーチャイルドが存在します。

否定的なアニマの状態にとどまっている男性の行動に、

疑問を持ちながらも、従ってしまうのね。

不幸な恋愛の中に留めてしまったり、

意見や反論が全くできない状態を、作ってしまってます。



①傷ついたインナーチャイルドを無視していないか、

②内面の男性性モデルと女性性モデルが、

原初的なままストップしていないか、

チェックをしましょう。


明日に続く。




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