男性の中のアニマは、叡智の段階へ。
性から聖への学び。
一般の精神性のさらに上を行く学びです。
真理探究の伝授。
男性性と女性性の統合への敬意。
禁欲的倫理への理解と形成の伝授。
人間の真実の学びを、教えてくれるアニマです。
第三がマリア様なら、第四は菩薩的。
精神性と道徳心の成熟。
あまり、なじみがないかもしれませんね。
一般常識の精神とは、
病理や精神医学や心理学におけるものです。
叡智と言われても、
なんのこっちゃとなる人の方が多いと思います。
世俗観念を越えた分野なので、
運が良ければ、教養に出会える感じですかね。
男性は、母から生まれて母へと戻ります。
どこかの書籍で、
男性は、
母のまわりをまわり続ける人工衛星のようだと、
表現しているのを印象的に覚えています。
高められた男性の精神性は、
いつしか女性の中の母性に身をゆだねるような、
純真な子どものような状態に、普遍的無意識層が回帰するのね。
女性を守っているようで、
でも同時に守られている感覚を思い出す。
一方女性のアニムスは、意味の段階と言われています。
こちらもつかみにくいかもしれません。
哲学や宗教観、道徳観への理解です。
叡智のアニマと対になってます。
人としてこの世に生まれて、
人間の本質から起こす数々の欲求行動と抑制への理解。
変わりゆく時間中で、どのように自分を捉えなおして生きていくのか。
時代や国土習慣を越えて、
社会を学び、人を学び、命の流転を学ぶ智慧。
多くの経験と教養を身につけなければなりません。
否定的な働きの場合は、
禁欲過ぎて、これもまた「神」「神のような相手」に、
深く隷従してしまうのよね。
殉教者みたいな感じです。
行動が現実離れしていきます。
ルールや意味に囚われ、自分の意思を見失い、
自分で自分を、
マインドコントロールしてしまうような感じです。
最終段階は、
アニムスの否定的な働きさえも熟知したうえで、
女性元来の要素である、
豊かな感情と創造性をフルに発揮して、
老若男女を内包する太母のイメージに近づける必要があります。
第四段階がしっかり開花している女性は、
女性と言えど、
男性と対に、
社会的問題や色々な論議が交わせるようになり、
信頼感と安心感を与え、
知恵を出し合い、与え合える良き相談者になってます。
男女の性別を越えた相棒的。
足らぬものを補ってもらう関係ではなく、
対等なパートナーシップが可能になっています。
益々の男性の社会進出や成熟に、
一役も二役も関わっています。
社会的成功者の影に、女ありって言いますね。
男性性エネルギーも、
女性性エネルギーも、
上手に内省しながら、熟考の姿勢で成長させること。
それが、大事なのよね。
ヒントは、
老賢人(オールド・ワイズ・マン)と、
太母(グレート・マザー)。
相手に相応しい自分であることを目指す。
愛する人のために、何が出来るようになっていたいのか。
愛する人に、何を与えてあげられる自分なのか。
自分の精神性エネルギーの状態を知っていくことは、
とても大事なのことなのではないでしょうか。
おそらくこれは、
ただ年月を過ぎた「老人」と、
歳月で数多くの経験を重ねてきた「高齢者」ほどの、
差になるのだろうと思います。
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