2017年10月19日木曜日

衝突のメカニズムと復活の兆し


見つけたーーと思う者同士。

どちらも支配しているような感覚がある。

しかーし、、、恋の恍惚感は、

長くは続かない(笑)


男性は、理想のアニマとは違う行動を、

女性がとることに、だんだん苛立ちを感じます。

そして蓄積していきます。

女性が本人らしくあることが、不愉快なんです。

女性を見ていたのではなくて、

女性の中に投げ入れたアニマを見ている。

想像が暴走しちゃうのね。


女性は、彼のアニマのイメージ通りでなければ、

彼が不機嫌になることに気づいていきます。

本人らしくあればあるほど、彼が不機嫌になる。

緊張状態を強いられます。


男性は、自分のアニマのイメージを、

女性にそのまま実現してほしくて、

女性はあるがままの自分を表現したくて、

衝突が起きるのですね。


また、女性もアニムスを男性に投影しているので、

理想と現実が衝突しています。

やはり不愉快です。


お互いがお互いのイメージを実現しようと無理をするか、

我慢しきれなくて衝突するかの二択。

一触即発の雰囲気が高まるばかり。


衝突のメカニズムは、

肯定的が否定的に変わったとき。

男性は、自分の心的な問題に気づいていない。

だから問題は、女性の行動だと責任転嫁する。

自分の不機嫌の原因は、女性以外にない。

一度くすぐられた自尊心が誇大化していて、

感情の暴走と、

イマジネーションに呑みこまれっぱなし。

女性を目下に置くことしか、出来なくなっています。


女性も、肯定的から否定的に変わります。

アニムスのロゴス的要素が強まり、

批判的で攻撃的な態度へと変わります。

下手な詰責、詰問がはじまる。

黙っちゃいない。

こうしてふたりの間に、

懲罰応戦や仕返し、復讐パターンが現れてくるのよね。



この衝突を越えていくと、

復活の方向性を示してくれます。

チャンス到来。

女性のアニムスは、

「言葉を巧みに操る能力者」に向けられていきます。

力の誇示や肉体的な強さから、遠ざかっていく。

女性も言葉のもつ力の意味を知り、

話し方の努力をする。

下手なまくし立てや理論攻めを控える。

男性に対する欲求も、

第二段階の女性の人格を尊重できる男性や

第三段階の弱者の心理にも理解を示し、

理知的な救済もできる男性や、

第四段階の精神指導者的なイメージの男性へと、

好みがドンドン変わっていきます。


共通して知性や理性に優れ、

言葉を巧みに操り、伝達能力に優れた男性へと好みが変わる。

感情的な男性より、理性的な男性のほうが魅力的になる。

そちらの方が、自分を成長させてくれる理想的な人だと、

知ってしまうのよね。



アニムスを投影された男性側も、

ここが復活の分かれ道になるの。

アニムスのイメージを投影された男性は、

自尊心がくすぐられます。

どのように女性と接していく必要があるのか、考える羽目になる。

背伸びをしないで、

感情の問題に着手して、スキルアップをする。

感情のコントロールと、自己表現力を磨く必要がある。

そのためには、等身大の自分を認めていくことなんです。

下手なまくし立ては墓穴を掘る。

ヒステリーにしか映らない。

こうして謙虚に学び合って、お互いに成長する道が開かれていくのよ。


衝突のメカニズムの中には、

「怒りの学習」も同時進行しています。

特に、

自己誇大化表現は、劣等感情を沢山持っている人ほど、

癖になっているので調整は大変です。

ラブアディクションのみならず、

男性も女性も、

常日頃から、

他人との比較で、

劣等感情なるモノを、排除しておく方が良いですね。






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