2017年10月20日金曜日

精神性が成長すると好みが変わる第二段階


 
初歩的アニマ・アニムスが、

一段階上がると変化が起きます。

今日は第二段階です。


まず、アニマは、

一人の女性の人格を尊厳出来るようになると。

肉体的な強さに偏ることなく、

力の誇示も必要としなくなっていくと。

性欲も、一人の女性に対して愛情を注げるようになる。

対象が性行為ではなくて、一人の女性の人格に絞られていく。

娼婦的な人よりも、純粋的な人へ、

生物的対象から、ロマンチックさへ、

弱いものへの配慮がなされていく。

感情コントロールが上手くなって、

優しさや思いやりなどの微妙な表現を、

持続的に行えるように変わっていくと。

また、

等身大の自分を誇示・卑下することなく捉え、

成長のステップを上がっていくと。


否定的な働きが強い場合は、

エロチックで、ナイーブな感じ。

むき出しの感情表現は、かなり苦手。

だから、

同性同士の遊びや趣味で、

エネルギーを発散しているなんて良くありますね。


こうやって内面世界の成長をよく視ると、

回避依存症の男性たちは、

残念なことに第二段階になっていないってことなのよ。

わかりやすいでしょ。

自己愛型、ナルシシスト型、搾取型、逃走型すべて、

初歩段階で停滞していることになります。



アニムスは、

力の段階から、行為の段階へ。

男性の肉体的強さの象徴や力強さを、

判断材料にしたアニムスから、

強い意志に支えられた行為や行動へと、

興味が変わるのね。

主従関係や上下関係ではなく、人格をきちんと尊重し、

フェアに話し合えるぐらいの人を好みます。

一つ上がったこの段階だと、

気をつけた方がイイのは、女性かなと思うのです。


それは、女性がアニムスに取りつかれたように、

何処かでまねた激しい批判や攻撃をしやすい。

社会性や積極性が未熟な状態で、女性性が無視されてしまうのよ。

有無言わさない支配的行為などになりやすい。

柔らかい感情の交流が奪われて、

とても殺風景な交流になっていきます。


私は「否定的な母性」と言っています。

心配をするあまり、

癒着→執着→小言・批判→カプセル化を好む。

境界線(バウンダリー)が引けない母性は、

とても厄介なのですよ。


小さい頃から始まっている人もいますね。

女性の方が強くて、男性が小さくなっている場面って、

見たことありませんか!?

これは、

否定的なアニムスに取りつかれた女性と、

否定的なアニマに取りつかれた男性とで、

ワンセットになってます。


肉食系女子と草食系男子の組み合わせの中には、

よく観察すると、

内面の否定的なアニマ・アニムスが投影されている可能性大。

心の古傷を背負って、

パターンにハマって抜け出せないでいるかもしれません。

否定的なアニムスの存在を知り、

脇に追いやられた女性性を引き戻すこと、

女性性の芽を摘まないようにすることだと思います。


女性も良く観察すると、

ただ隷属してしまいやすい人は、

第一段階に留まっていますし、

尽くし屋の共依存症の女性は、

否定的な第二段階と第一段階のミックスに留まっています。


社会的な外交人格は、

役割仮面のペルソナのおかげで、

とても出来のイイ人に映していても、

ひとたび二人だけの世界になると、

豹変する男女がいます。

これは、内面の精神性が初歩段階のままなので、

外で無理をした分反動で、

バランスを保つために幼児退行をせざるを得ないのです。

そうそう、

お酒を飲むと人が変わるのもほぼ同じ原理。

禁止思考がアルコール成分で緩むため、

本性が出ているに過ぎません。

統合の失調気味を、

アルコールの力を借りて、

バランスをとろうとしています。



ラブアディクションは、

内密にしているほうが圧倒的に多いです。

中年期以降にまで持ち込んでいる場合だって少なくありません。

内面の精神年齢は、けして実年齢に比例して、

自然と成長することなどありません。

気づきを得たらチャンスチャンス。

都度学んでいきましょう(*^^)v


先々で、

中高年の年齢になってから、

恋愛依存症が発覚するパターンを、

公開しようかなと企画しています。

「大人の恋愛にハマる人」の特徴があるんですよね~






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