一段階上がると変化が起きます。
今日は第二段階です。
まず、アニマは、
一人の女性の人格を尊厳出来るようになると。
肉体的な強さに偏ることなく、
力の誇示も必要としなくなっていくと。
性欲も、一人の女性に対して愛情を注げるようになる。
対象が性行為ではなくて、一人の女性の人格に絞られていく。
娼婦的な人よりも、純粋的な人へ、
生物的対象から、ロマンチックさへ、
弱いものへの配慮がなされていく。
感情コントロールが上手くなって、
優しさや思いやりなどの微妙な表現を、
持続的に行えるように変わっていくと。
また、
等身大の自分を誇示・卑下することなく捉え、
成長のステップを上がっていくと。
否定的な働きが強い場合は、
エロチックで、ナイーブな感じ。
むき出しの感情表現は、かなり苦手。
だから、
同性同士の遊びや趣味で、
エネルギーを発散しているなんて良くありますね。
こうやって内面世界の成長をよく視ると、
回避依存症の男性たちは、
残念なことに第二段階になっていないってことなのよ。
わかりやすいでしょ。
自己愛型、ナルシシスト型、搾取型、逃走型すべて、
初歩段階で停滞していることになります。
アニムスは、
力の段階から、行為の段階へ。
男性の肉体的強さの象徴や力強さを、
判断材料にしたアニムスから、
強い意志に支えられた行為や行動へと、
興味が変わるのね。
主従関係や上下関係ではなく、人格をきちんと尊重し、
フェアに話し合えるぐらいの人を好みます。
一つ上がったこの段階だと、
気をつけた方がイイのは、女性かなと思うのです。
それは、女性がアニムスに取りつかれたように、
何処かでまねた激しい批判や攻撃をしやすい。
社会性や積極性が未熟な状態で、女性性が無視されてしまうのよ。
有無言わさない支配的行為などになりやすい。
柔らかい感情の交流が奪われて、
とても殺風景な交流になっていきます。
私は「否定的な母性」と言っています。
心配をするあまり、
癒着→執着→小言・批判→カプセル化を好む。
境界線(バウンダリー)が引けない母性は、
とても厄介なのですよ。
小さい頃から始まっている人もいますね。
女性の方が強くて、男性が小さくなっている場面って、
見たことありませんか!?
これは、
否定的なアニムスに取りつかれた女性と、
否定的なアニマに取りつかれた男性とで、
ワンセットになってます。
肉食系女子と草食系男子の組み合わせの中には、
よく観察すると、
内面の否定的なアニマ・アニムスが投影されている可能性大。
心の古傷を背負って、
パターンにハマって抜け出せないでいるかもしれません。
否定的なアニムスの存在を知り、
脇に追いやられた女性性を引き戻すこと、
女性性の芽を摘まないようにすることだと思います。
女性も良く観察すると、
ただ隷属してしまいやすい人は、
第一段階に留まっていますし、
尽くし屋の共依存症の女性は、
否定的な第二段階と第一段階のミックスに留まっています。
社会的な外交人格は、
役割仮面のペルソナのおかげで、
とても出来のイイ人に映していても、
ひとたび二人だけの世界になると、
豹変する男女がいます。
これは、内面の精神性が初歩段階のままなので、
外で無理をした分反動で、
バランスを保つために幼児退行をせざるを得ないのです。
そうそう、
お酒を飲むと人が変わるのもほぼ同じ原理。
禁止思考がアルコール成分で緩むため、
本性が出ているに過ぎません。
統合の失調気味を、
アルコールの力を借りて、
バランスをとろうとしています。
ラブアディクションは、
内密にしているほうが圧倒的に多いです。
中年期以降にまで持ち込んでいる場合だって少なくありません。
内面の精神年齢は、けして実年齢に比例して、
自然と成長することなどありません。
気づきを得たらチャンスチャンス。
都度学んでいきましょう(*^^)v
先々で、
中高年の年齢になってから、
恋愛依存症が発覚するパターンを、
公開しようかなと企画しています。
「大人の恋愛にハマる人」の特徴があるんですよね~
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