2017年10月17日火曜日

一人ではわからないのが自分



女性は生まれ持って、

感情の世界に生きていると言われ、

男性は生まれ持って、

思考の世界に生きていると言われています。

一方で、

元来、両方のエネルギーを持ってはいるが、

自分の肉体に相応しくあるように、

もう片方が置いてきぼりになると、考えることも出来ると言われています。


どちらにしても、

意識しないと、

対極の異性の要素「男性性エネルギー」「女性性エネルギー」には、

無頓着のようです。

しかし、

交際を期に異性の中に、

内なる異性要素を投影することによって、

自分が意識しにくい無意識を知ることが出来ていく。

異性要素をもつ「アニマ・アニムス像」に、

まるで導かれるように、

自分の人格を成熟させて、

人格の向上を目指していく仕組みは、

面白いシステムですよね。

恋愛を通して人は成長するって素敵です。

中盤の今日は、要素の復習ね(*^^)v


男性の中にある元型アニマは、エロス的要素を持ってます。

豊かな感情や創造性を司ります。

これが否定的に働いているときは、

感情の暴走、妄想観念に呑まれます。

論理的とは、かけ離れた解釈などが起きます。

エロス要素が理性を奪うからです。


肯定的に働いている場合は、

豊かな創造性の発揮。そして自発性へ。

感情は抑圧せず、自己表現力の土台へとつながります。

エロス要素が強く働いている時って、

自尊心がくすぐられ、ヒーローっぽく振る舞って、

高揚感の中に陶酔しているような感じです。

情熱的なエネルギーは大事です。


否定的な働きで良く見られる行動は、

誇示や誇大化が見られます。

自分は世界の中で、一番強い男性のような錯覚へ。

自己顕示も強くなります。

自分が英雄的であることが重要となっていきます。


異性関係の場では、

エロス要素が強く、不特定多数の女性とのロマンスもOK。

セックスの対象だけだったり、女性を「モノ扱い」したがる傾向あり。

女性の尊厳に意識は向かず、粗雑、悪的で振る舞う傾向があります。

理性より想像が勝っているからですね。


中には、エロス要素の不明瞭さに耐えきれない過剰反応で、

女性をすぐヒステリーだとか、理解不能だと批判して、

遠ざけたりします。

回避行動が起こることもあります。




次に、女性の中の元型アニムスは、ロゴス的要素があります。

論理性、知性的な理解と社会性です。

肯定的に働く場合は、

創造性に秩序立てた論理性が、

段々とプラスされてきます。

新しい分野や環境の開拓への探索心などに繋がります。

社会性への積極的参加ですね。

ロマンティックな要素が、

逆に少しずつ減っていくと視るといいのかな。


否定的に働いているときは、

未熟さゆえに、

誰かの社会的意見の模倣や、

取って付けたようなテレビや新聞の意見のコピーになりやすいと。


異性関係の場では、

否定的に働くときは、

主体性を明け渡し、隷従しやすいってことですね。

アニマ人形なんて代名詞がありますよ。

また、模倣をするくらいですから、

少女漫画や小説や童話のストーリーそのままを、

希望しちゃう。

シンデレラ症候群なんてありましたよね。


もしくは、ロゴス的要素に恐れを感じて、

男性を拒否するような行動に出ることもあります。

回避行動が、やはり起こることがあります。


アニマ・アニムスの初歩段階の説明は、この辺で一応終えますね。


肯定的であれ、否定的であれ、

どちらにしても異性との交流の中に、

自分の精神状態を探ることは可能です。

精神年齢に相応しい欲求行動になっていますよ。


人は、

「一人では自分が良くわからないのだ」と、

言ったものですね。

男女関係の中に、

見事に反映されています。

人って良く観察すると、

本当に欲するままに行動しています。


これも、男女関係が一番密接で、

隠しようがないのだろうと思います。

また、

近すぎるゆえに、

見たくないものまで見えてしまう。

そんな場所なんですよね~


ラブアディクションになってしまったことだって、

成熟させてくれる貴重な経験だと思ってみましょう。

これからの人生をどのように生きたいか、

真剣に考えるためだと思ったら、

かけがえのないドラマなんだと思うのです。

出来事の起承転結の「結」は、

克服プロセスによる精神性の向上なのだろうと思います。





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