2019年5月22日水曜日

自力に頼り過ぎないことも大事

人を介して自分を確認するって貴重な経験です。

このおかげで拡散していた自己アイデンティティーや、

空想性がだんだん集約してきて、

自分自身を捉えなおすことが可能になります。


青春期にメンタルヘルスが必要だと思って、

連絡をしてきたり、

予約を取ろうとするのは、

それだけ現実認識があるから出来ること。

賢い選択だと思います。


しかし多くの場合、

ブログでご紹介したケースのように、

まだなんとか大丈夫だろうと思う気持ちから、

ドンドン病状が悪化していることが多いのも事実。


身内だけでは、

常識化した習慣に気づきにくいことも事実なんです。


親も子どもも「大丈夫」に拘ってはいけません。


ケースの中でも取り上げましたが、

説明がしやすいので、

もう一度ここで例として取り上げます。


就職先で適応不全が起きたとします。

この場合は会社が問題か、

就職先を変えれば何とかなると思いがちなはずです。

おそらく親も子も、

就活に念が入ったはずなのです。


しかし問題の本質はそこではなくて、

物事の受け止め方や感情の処理の仕方や考え方などです。

心理発達段階のほうが深く関わっています。


こうした状況は慣れていないと、

みんなそうだよ。

こんなもんだよ。

普通。

という言葉で片づけられ、

親も子もイヤな体験を排除する方針や、

習慣化した自我防衛機制がつよく働いている節が多くにみられます。


心理発達の仕組みを知らないと、

大人になっても問題はスルーしてしまうのが人間です。


自分の癖と向き合うには、技術が伴うものなのです。


自力で解決しようとする意欲は素晴らしいと思います。

しかし、

自力を過剰に主張する場合は、

自己陶酔か自閉的のどちらかである傾向が高いです。

誇示する傍ら孤立無援の背景があるので、

それしか手段を選べなかったりしています。


自力それ自体が不確かなもの。

青春期ならなおさら。


そうした気づきを与えてあげることが大事ではないでしょうか。

自力をより確かなものとするためには、

相談をすること、

自己開示をすること、

ちょっと違った風を入れてみようと思ってみる。

それらがとても大事になってくると思います。


青春期心性を長引かせてしまった人は、

ご自身の生活史や成育史を思い返していただくと、

発病のきっかけと問題の本質が違っていたことを、

ご理解いただけるのではないかと思います。


どっぷりつかった環境や、

習慣や癖の中で、

自分自身が見えづらくなっていたのだろうと思います。


人に言えないと言わないは、似て非なるもの。


今まで頑張ってきた自分を丸っと肯定して、

そろそろ肩の荷を下ろしても良いかもと、

ご自身を援助したらよろしいかと思います。


優しい親心を創って持って、

ちょっと今までとは違った選択をしてみたらいかかでしょうか。

人の手を借りる。

共有してみる。

そんな選択もあって良いのだろうと思います。


大人になると、

自負・体裁なんてものが素直になる邪魔をするものです。

本来の喜怒哀楽の取りこぼしがないように、

もう一度軌跡をたどってみると、

今までより自分を素直に肯定しやすく、

再統合のチャンスになるかと思います。


もう必要のない歪んだ物差しやノイズが払拭されて、

自分が良く観えるようになって、

より個性豊かなあなたらしいライフスタイルに、

スッと手が届くだろうと思います。











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