2016年10月16日日曜日

安定力から人格統合へ②


マズローの「欲求段階説」を借りて説明していきます。ちょっと長くなります。

ピラミッドを5分割し、底辺からに順に

①生理的欲求(三大欲求→食欲・睡眠欲・性欲)
②安全欲求
③所属・愛情の欲求
④承認の欲求
⑤自己実現の欲求


①から④までは生命の基本的欲求。⑤は人間だけが持つ欲求ですと。

①から順に欲求が確保されると一つ上の段階の欲求を必要としていきます。

人は生まれて、家族と言う小さな社会で①と②を乳幼児期に確保していけると良いのです。

底辺がとてもしっかりとしていると、心理的に健全です。

でも、情緒的にも精神的にも不安定な人は

大抵②が不満足の為に、問題を大人になるまで引きずっています。

家庭内で安全な心情を確保してきている認識がとても薄いのです。

愛着障害を起こしていることも。

この時点で③も確保されていません。

家族の中で居場所を作れていませんし、愛情を与えてもらっているとは思えないのです。

だから顔色を窺うようになっていきます。

学校生活や社会生活でも孤独や疎外感に敏感で、

自分がどのように承認をしてもらっているか、④が執拗に必要になっていきます。

これは、逆三角形のピラミッドと化しているのです。倒れやすい頭でっかち的。

相当な不安定状態です。膨大化した欲求に振り回されている状態。

○○して欲しい。○○になって欲しい。何とかして欲しい。。。



こうなると、最後の⑤番目の自己実現の欲求は「誇大化した自画像」を作らざるを得ません。

特別な自己、人とは違う優越感を感じる出来事をもってしか、

自分の欲求を確保できなくなるのです。満足しません。

社会的地位、経済力、所有欲、自己顕示欲等がガンガン頭を占領していきます。

想 → 躁・ハイテンション → 理想と現実のギャップ → うつ・ダウン → 妄想

のループに入り込むのです。

自分を見る目も歪んできてしまうために、自分をとらえる事なんてもはやできていません。

虚無、不安、不満、不信が、心を占領していくようになってしまうのです。


どうか心の仕組みを知ってください。

そして改革していく意志を持ってください。

逆三角形化したピラミッドを通常に戻しましょう。

過剰な欲求による衝動と、自分への誤解を解きましょう!



衣食住の確保がなされていれば良し → ①確保

自分で今の自分をヨシっとする意志を持つ → ②の確保のための訓練と癒着・依存行為をやめる

過剰な所属・愛情の欲求を軽減する → ③の誤認識や錯覚を改める

過剰な他者評価や期待を軽減する → 他人評価を離れる、損得勘定を控える、自己愛の実施

明晰な自意識を目指す → ⑤は個性と等身大をありのままに認め、比較優劣で揺れない訓練

早い話が、、、

通常のピラミッド型ならば、自分は世界で貴重な一つだけなのだから、

何を過剰に求めることなく、

持って生まれた個性を上手に活かして、優劣つけることなく生きられるじゃないですかってこと。

肩肘を張らずに、のびのびと個を活かして、世を渡る・生き抜くでいいのですよ。


長くなってしまいましたね。

要は、生活の中で、

カウンセリングしてコンサルティングするってことです☆(アッ、一言でまとまった)





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