企業戦士として戦ってきた②の団塊世代が、
退職して今は高齢者になっている時代です。
エネルギッシュ。さすが「団塊」という言葉が生まれるぐらいだなと思います。
「頑張る」の言葉が信念に在るような気さえする。
ただこれは「頑なに我を張る」ってこと。
それが③の詰め込み教育の年代に、大きな影を落としました。
時代は経済成長を喜び、物質的価値に重きを置いてしまった。
心の豊かさや成長が、陰で置いてきぼりになることになっていた。
他者評価による自己価値が、習慣化。
自己価値が持ち物とイコール関係になるとの、思い込みを生んだために、
不安や不満が心に沢山刷り込まれて、
優劣での判断が蔓延。
その中で、愛着の問題と劣等感を引きずるパーソナリテイが複雑化していく。
人格の問題にふれた情報や、
アダルトチルドレンたる言葉がやっと世に出回ることになる。
経済発展のさなか、養育環境を通して、
愛情飢餓、否認・拒否・見捨てられ体験を、与えてしまっていた。
後になって、大事なことに気づくのが人間なんですよね。
③の世代は、バブル期には「ディンクス」と言って、
夫婦関係が②のような分担制ではなく、
双方が働いて経済的な豊かさを維持し、財布は別々で協力するカップルが増えました。
また、子どもは持たないでずっと2人を選択する人も、このころから増えていきましたね。
時代の中で、自己愛をどのようにして満たしていくのかを、
各々が選択していたんだと視れます。
高度経済成長により物質的な豊かさは満たされたものの、
なぜか愛着の問題や自己愛の問題、
依存症や共依存症が顕現したんです。
心身症や精神疾患が増え続ける世になっている。
こども時代を引きずる大人たちが多くなったと、
やっと情報でも取り上げられるようになりました。
未熟な自己愛のままの大人たちが多いとの酷評が、
与えられることになってしまっています。
これって、
心の満たされ方は、物を得ることだけではないとの、
メッセージなのだと思いませんか!?。
よーく観察すると、
幸運にも、親が社会の流れに過敏にならず、
出来る限りの温情を子どもに与えてあげられた家庭と、
代償を払ってでも、親の価値観を跳ね除けた人が、
愛着の安定型を手にしているのよね。
④のゆとり教育世代を養育した親世代を観察すると、
温情重視を守っている親と、
自分自身の経験から、反面教師になって、
独自の育児方法を作った親のお子様は、
愛着の安定型なんですよ。
競争より共存で、上手く人との繋がりを楽しんでいるのよね。
親子共々慕っていて、主体性があり、仲がとてもいい。
一方、主体性を奪われ、
古い時代の価値観を引きずったままの親の意見に従った子どもたちは、
人生を遠回りさせられています。
心配より信頼を。
代償を払ってでも、自分自身の価値観を作り、
成熟した自己愛を独立して育成した人は、
家系の中にあった流れを、大きく変化させていました。
とても素晴らしいこと。
育児の中で、不安や怖れを伝搬させないこと。
心の仕組みを知って、
母子カプセル化や同一化癒着行動で、
過剰な依存性を作り、自立できないような環境をつくらないこと。
主体性の確認と受容、自主性からの経験と援助、
未熟な自己愛を育てる楽しみを持つこと。
温かく、柔らかく、「毛布のママ」感覚が必要なんだと思います。
愛着の問題に気づいて、
パーソナリティを成熟させていくこと。
成熟度が心の豊かさにつながるんだと思います。
新しい時代に、大人は子に何を伝えてあげられるのでしょうか。
そんなことを考えて仕事してます。
愛着の問題が、
人から人へと広がってくれたないいなぁと思ってます。
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