いよいよ大詰めです。
異常にプライドが高い特権意識を持った人
攻撃や支配をやたらとしたがる人
彼らの問題行動には、
境界性と自己愛性の問題が根深く絡んでいます。
高圧的な態度は、
内に秘めた切ない願望が不器用な形で現れていただけなのですね。
そして巻き込まれた人は、
罪悪感からその状態にどうしても留まってしまいやすい。
これだと冷静さを失い、体力も気力も失い、
自分本来を見失ってしまう可能性が高くなるから、
脱出して同じ土俵の上に乗らない工夫を知って欲しかったのです。
冷静になる時間がどうしても必要なのです。
そしてこの中で、
ずっと子どもの頃から引きずった定着役割に気づいて、
役割そのものから脱出することをして欲しいと思ってます。
カウンセラーとしてクライアントさんと向き合ってお話を聞いていると、
子どもの頃から定着している役割モデルに、
クライアントさんがほとんど気づいていないんです。
いつもその役をやりがち。
過去繰り返し同様な出来事に、
かなりの率で出くわしているんです。
加害者、被害者のどちらかの役割を自然と選んでいるんですね。
潜在意識に忍ばせて持っているんですよ人って。
皮肉なものですが、
誰かとの関係性の中でしか、
定着した役割モデルをガッツリ明確化し、
キチンと清算して脱出することって出来ないように思います。
特に複雑化していたケースは、
人格の統合が脆弱なまま人を巻き込む張本人だった場合です。
至る所でその場凌ぎの役割をコロコロと担っていたために、
以前は加害者側で、今回はあくまで被害者側だったケースがありました。
被害にあって苦悩しサロンを訪れてくれたことで、
かなり複雑化した問題を紐解くきっかけになってくれたんですね。
このケースは珍しいことではありません。
その不愉快な出会いのおかげで、
根深く残っていた愛着の問題、人格の問題が明確化し、
以前、自分にひどいことをした加害者を思い出すことが出来ました。
精神的な貸し借りがここで解り、
過去の記憶共々きちんと清算できるようになりました。
定着役割を脱出すると、
今までの自分から生まれ変わるような気分だと、
皆さま同じようなことをおっしゃいます。
二度と戻りたくないとも。
身体の強張りや疲労感が抜けていき、事実身軽になっていると。
これは細胞レベルからの変化が起きるのだと思います。
生命力の回復って凄いですね。
心から解かれた場合は、
加害者の役割を担ってくれた相手に、
恨みや憎しみを抱かず、
相手の人生は相手のものと割り切りができ、
大切な思い出になってます。
定期的にサロンを訪れ、
自分の心に寄り添い続けてきたクライアントさんの努力の賜物だと思います。
行きつ戻りつしながら丁寧に解いていくプロセスを選んでくれました。
多くの人が「もう平気だろう」と思って、
やめたくなるのが本当の所だろうと思うのです。
人格は癖で出来ているモノ。
癖は一度や二度のお話でどうにかなるものではありません。
癖は強い力で、もとに引き戻そうとするものです。
癖を越えていく強い信念があるか否かが分かれ道。
そのことを忘れないでください。
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